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ダーマペン利用前必見!デメリットと逆効果を徹底分析

2023.12.11

誰しもがひとつは悩みをもっているであろう肌のお悩み。
それを解決してくれるもののひとつに「ダーマペン」とよばれる美容施術があります。
ダーマペンは、肌が本来持っている自然治癒力(回復力)を最大限に引き出し、さまざまな肌トラブルを解決に導いてくれます。

そんな優れもののダーマペンですが、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
また、逆効果になりうるケースとはなにがあるのか、この記事で徹底解説していきます。

目次

ダーマペンとは

そもそもダーマペンとは、髪の毛よりもっと細い超極細針で肌の表面に一時的に穴をあけ、穴を修復しようとする肌の自己回復能力(回復力)を向上させる医療機器のことをいいます。

ダーマペンを使用した施術のことをそのまま「ダーマペン」と表現することが多いです。
肌に開けた微小穴から美容成分を導入することで、肌のざらつきをなくしたり、毛穴を目立たなくしたりと、肌の引き締めやエイジングケア効果が期待できる優れものです。

ダーマペンの仕組み

出典:渋谷美容外科クリニック

ダーマペンの超極細な針によって、肌の真皮層に存在する「線維芽細胞」が刺激されます。

線維芽細胞はハリのある肌を保つための成分(コラーゲンやヒアルロン酸など)を生成するはたらきをもっています。
その細胞を刺激することで、成分の分泌が促進され、肌の若返りやハリを得ることが可能です。
これがダーマペンの仕組みです。

ダーマペンの3つのデメリットと治療を避けた方がいい人とは?

あらゆる肌トラブルを解決に導いてくれるダーマペンですが、デメリットもあります。

ダーマペンのデメリット①複数回施術を受ける必要がある

ダーマペンは複数回施術を受けることで効果を発揮するものです。
また、次回の施術まで3~4週間空ける必要があるため、長い期間通わなければなりません。
お肌の悩みやその程度によって施術回数は変動しますが、少なくとも半年はかかると考えておきましょう。

以下に、肌のお悩みごとの施術回数の目安をまとめました。

肌トラブルの種類 目安の施術回数
ニキビ・ニキビ跡 3~5回
肌質改善 1回
毛穴の開き 3~6回
しわ、くすみ 5~6回

ダーマペンのデメリット②副作用がある

ほかの美容施術よりダウンタイム(施術による症状が落ち着き、通常の生活に戻るまでの期間)が短く副作用も少ないとされていますが、施術後に赤みやほてり、点状出血などの症状が現れることがあります。

症状の程度は個人差がありますが、おおよそ1週間ほどで治まるといわれています。
症状が長引く場合は、施術を受けたクリニックや医療機関に相談しましょう。

ダーマペンのデメリット③施術中に痛みを感じることがある

超極細とはいえ、針を肌にさすので施術中はチクチクとした痛みを感じることが多いです。

クリニックによって麻酔クリームを使用したり、痛みを感じやすい部位は針の深さを調整したりしますので、我慢せず相談しましょう。
また、施術後もひりひりとした痛みを感じることがあります。

ダーマペンをやめたほうがいい人の特徴は?

ダーマペンは残念ながらすべての方に適応しているわけではありません。

以下に該当する方は施術ができないもしくは施術をしても逆効果になりえますので、施術前に確認しましょう。

  • ニキビや肌荒れがひどい(皮膚炎がある)
  • ダウンタイムの時間が確保できない
  • 1回の施術で大きな効果を期待している
  • 妊娠している、授乳中である
  • 金属アレルギーがある
  • ケロイド体質である

ダーマペンを避けるべき人①ニキビや肌荒れがひどい(皮膚炎がある)

皮膚の炎症が強い場合は、逆に症状が悪化する可能性があります。
また、ニキビに直接針を刺すことでニキビの原因菌が広がり、ニキビが増えてしまうリスクもあります。

ダーマペンの施術前にニキビの治療を優先することがありますので、医師の診察をしっかり受けてから施術に臨みましょう。

ダーマペンを避けるべき人②ダウンタイムの時間が確保できない

ダーマペンのダウンタイム中は禁止事項があったり、適切なケアを行ったりする必要があります。
ダーマペンの場合、ダウンタイムは数日〜1週間といわれており、その期間が確保できない方は受けることが難しいです。

ダウンタイム中に仕事をすることは可能ですが、注意事項を遵守できる場合に限ります。

しっかりケアができない場合は、ある程度の時間が確保できるときに施術することをおすすめします。

ダーマペンを避けるべき人③1回の施術で大きな効果を期待している

ダーマペンは、数回施術を受けることで効果を実感できることが多いです。
1回で効果を感じたい方や効果の即効性を期待している方には不向きな美容施術といえます。

ダーマペンを避けるべき人④妊娠している、授乳中である

妊娠中や授乳中は、ホルモンバランスに変化が起きているため、肌が敏感になっています。
飲める薬も限られるため、ダーマペンに限らず美容医療を受けることは避けた方が良いでしょう。

ダーマペンを避けるべき人⑤金属アレルギーがある

ダーマペンでは針を使用するため、金属アレルギーがある方は施術を受けることができません。

ダーマペンを避けるべき人⑥ケロイド体質である

ケロイドとは、皮膚が傷ついたあとの修復過程でできるミミズ腫れのような赤い盛り上がりのことで過剰なコラーゲンが生成されることで発生します。
重症なケロイド体質の場合、傷跡が残ることがあるので施術を受けられないことがあります。
ケロイド体質の可能性がある、その不安がある場合は施術前に相談しましょう。

ダーマペンのメリットは?おすすめの人って?

ダーマペンのデメリットや避けた方が良い場合を説明しましたが、ダーマペンにはほかの美容施術と比較して、3つのメリットがあります。

  1. セルフケアでは届かない肌の深層へのアプローチができる
  2. 傷跡が残りにくい
  3. ダウンタイムが短い

ダーマペンのメリット①セルフケアでは届かない肌の深層へのアプローチができる

肌トラブルのなかには表皮の内側にある真皮へのアプローチが必要なものもあり、ご自身でのケアは非常に困難です。
その点、ダーマペンは真皮にまで針を到達させることが可能なので、セルフケアが困難なお悩みに対する治療ができます。

ダーマペンのメリット②傷跡が残りにくい

切開をともなわない施術のため、傷跡が残りにくいといわれています。

ただし、先述したケロイド体質の方は傷跡が残る可能性も考えられるため、事前に相談しましょう。

ダーマペンのメリット③ダウンタイムが短い

ダーマペンのダウンタイムは数日~1週間程度とされています。

レーザー治療などの施術と比較して、ダウンタイムが短いことが特長です。

ダーマペンはこんな方におすすめ

「ニキビやニキビ跡を治したい」
「肌のくすみが気になる」
「しわやたるみを改善したい」

ダーマペンはこうした悩みを抱えている方におすすめの施術です。

 

ダーマペンで期待できるお肌への効果

では具体的にどのような効果が期待できるのかみていきましょう。

ダーマペンの効果が期待できるお悩み①ニキビ・ニキビ跡

ニキビと言っても赤ニキビや白ニキビなど、ニキビの原因にはさまざまなものがあり、それぞれ治療法が異なります。

しかしダーマペンならどんなニキビにも対応できます。

それだけでなく、ニキビ跡にも効果的です。
クレーターのようにえぐれてしまったニキビ跡や、メラニン色素の沈着によってできてしまったニキビ跡は、真皮層へのアプローチが必要です。

セルフケアでは深度の問題で不可能な場合も、ダーマペンなら真皮まで刺激することができるため、解決に導いてくれるでしょう。

ダーマペンの効果が期待できるお悩み②シミ・くすみ・しわ

ダーマペンは真皮を刺激して、肌を整える作用をもつコラーゲンやエラスチンなどの生成を促進します。
その効果により、ターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)が促進されるため、くすみの改善や肌のハリを取り戻すことが期待できるのです。

ダーマペンの効果が期待できるお悩み③毛穴の開き・黒ずみ

年齢を重ねることでターンオーバーは乱れやすくなり、その影響で毛穴の開きや黒ずみが目立つようになります。
ダーマペンの刺激によって肌の回復力が高まり、ターンオーバーが改善され、皮脂の過剰分泌や角栓にともなう毛穴の開きの改善が可能です。

ダーマペン施術後の注意点/ダウンタイムの過ごし方

ダウンタイムとは施術後の症状が落ち着き、通常の生活に戻るまでの期間のことをいいます。

ダーマペンの場合、この期間は数日〜1週間程度です。

ダーマペン施術後の症状は以下の通りです。

  • 赤みやほてり
  • 痛み、かゆみ
  • 点状出血(点々と出血がみられる)
  • 腫れ
  • 色素沈着

すべての方に症状がでるとも限りませんし、このすべてが出るというわけでもありません。
針をさす深度によっても症状の現れ方が変わるので、個人差が大きいことを念頭におきましょう。

ではダーマペンのダウンタイム中はどのように過ごしたらよいのでしょうか。

ダーマペンのダウンタイム中に仕事をしていいの?化粧は?/注意点を解説

ダウンタイム中に仕事をすることは可能です。
メイクについてもほとんどの施術で12時間経てば問題ないとされています。

ただし、注意点や禁止事項がいくつかあります。

遵守できない場合、新たな肌トラブルや症状の悪化につながりますので注意しましょう。

  • 日焼けをしない
  • 飲酒、スポーツ、長風呂など血行促進につながる行動はとらない
  • 肌に刺激を与えない
  • 保湿を徹底する
  • 保湿剤は低刺激のものを使用する
  • ノーメイクもしくは薄いメイクで過ごす

つまり「肌に刺激をあたえる行為」が禁止事項です。
ダウンタイムを長引かせないためにもこれらをしっかり守ることが大切です。

ダーマペンにおけるクリニック選びのポイント4選

ダーマペンの施術を行っているクリニックは多くあり、どこで受けるべきか悩みますよね。

どのような点に着目したらよいのか、4つのポイントを紹介します。

 ポイント①通いやすさ

ダーマペンはだいたいの方が複数回施術を受けることになり、定期的なメンテナンスも必要であるため、何度も通わなければなりません。

できるだけ負担なく続けていくために「通いやすさ」は重要なポイントになります。

自分の行動範囲内かはもちろんのこと、予約の取りやすさにも注目しましょう。

ポイント②オプションの豊富さ

ダーマペンの施術は、オプションとして薬剤導入やケミカルピーリングを行うことで、より肌のお悩みにアプローチしやすくなります。
ダーマペンで開けた穴に直接薬剤を導入することで、有効成分が肌の内部に浸透しやすくなるためです。

主なオプションは以下の通りです。

  • ヴェルベットスキン
  • グロスファクター
  • ボトックス

上記以外のオプションも豊富にあり、クリニックによって揃えているものが異なります。

どんなオプションメニューがあるのか事前に確認しましょう。

ポイント③施術料金

ダーマペンの相場は、施術のみで1回おおよそ16000円~20000円です。
クリニックによって値段は異なり、数回のセット(コース)料金を契約することで1回の料金が抑えられる場合もあります。

オプションを追加する場合はその分の料金が加算され、痛みを抑えるための麻酔クリームも追加で料金がかかることもあります。

ポイント④保証やアフターケアの充実さ

ダーマペンは施術後、まれに症状が悪化したり長引いたりすることがあります。
万が一のために、診察や治療を行ってもらえるかを施術前に確認しておきましょう。

まとめ

ダーマペンは、複数回施術を受ける必要があったり、ダウンタイムがあったりとデメリットがあるのも事実です。

しかし、ダーマペンはセルフケアでは解決困難な肌トラブルを解決に導いてくれる優れものです。
施術は数回にわたりますが、そのたびに効果を実感できることでしょう。
肌のお悩みは誰しもが抱えてる問題で、年齢を重ねるごとに増えていきます。

ご自身の理想とする肌を維持するための選択肢のひとつに、ダーマペンを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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