column column コラム

「医療ダイエットに興味はあるけれど、リバウンドが心配」「せっかく痩せても、また太ってしまうのでは?」そんな不安を抱く方は多いでしょう。

医療ダイエットは、医師の管理のもとで行うため、自己流ダイエットより安全で効果的です。しかし、方法を間違えるとリバウンドしてしまうこともあります。

この記事では、医療ダイエットでリバウンドが起こる原因と、防ぐためのコツをわかりやすく解説します。「一時的に痩せる」ではなく、「太りにくい体質を作る」ための知識を身につけましょう。

医療ダイエットとは

まずは、医療ダイエットの基本を理解しておきましょう。

医療ダイエットとは、医師の診断と管理のもと、薬や医療機器を使って体重を減らす方法です。病院やクリニックなどの医療機関でのみ受けられる治療で、メディカルダイエットとも呼ばれます。

医療ダイエットの特徴

医療ダイエットと自己流ダイエットとの最大の違いは、医師や看護師の医療的サポートがある点。医学的な知見に基づいて、食事や運動といった日々の生活習慣や、時には心理面までトータルでサポートしてもらえるのが医療ダイエットの特徴です。

また、極端な食事制限や激しい運動が不要なため、無理なく続けられるダイエットです。サプリや運動など、いろいろなダイエットや自己流の方法を試してきて効果がなかった方にも向いています。

医療ダイエットの種類

医療ダイエットでは、複数の方法から目的や体質に合わせて施術を選びます。

種類は効果が及ぶ範囲で大きく2つに分けられ、全身に作用して体重を減らす方法と、ピンポイントに特定の部位の脂肪を減らす方法があります。

1.内服薬

内服薬を服用することで、体重を減少させる方法です。薬の種類によって効果が異なるため、食欲を抑える、代謝を促すなど体質や目的に合ったものを選びましょう。

注射や通院での施術がなく、薬を飲むだけでよいため、手軽で人気が高いダイエット法です。

例:リベルサス、漢方薬など

2.注射

脂肪溶解注射やGLP-1注射など、体の内側から代謝や脂肪分解をサポートします。

脂肪溶解注射は、身体の気になる部位の脂肪を溶解して排出を促し、気になる部位を集中的にケアできます。ほかにも、血糖値の上昇抑止・食欲を抑えるGLP-1注射などがあります。

例:リポジェクション、カベリン、マンジャロなど

3.点滴

点滴でビタミンや代謝促進成分を体内に直接取り込み、痩せやすい体質づくりをサポートします。サプリメントや飲み薬と比べ、吸収率が高く、即効性が期待できるのが特徴。忙しくて栄養バランスの取れた食事が難しい方におすすめです。

例:グルタチオン、ビタミンC、L-カルニチンなど

4.瘦身マシン

医療用の機械を使用し、対象の部位に施術する方法です。脂肪の冷却や加熱により、脂肪細胞を破壊します。

脂肪細胞の数が減るため、リバウンドしにくいとされています。

例:医療用EMS、脂肪冷却、医療ハイフなど

5.外科的治療

脂肪を外科的な手術によって取り除く方法です。脂肪を一気になくすことができるため効果は高いですが、他の方法に比べてダウンタイムが長い点に注意が必要です。

例:脂肪吸引手術

医療ダイエットでリバウンドする原因

リバウンドとは、一度のダイエットで体重を減らしたあとに、再び元の体重や体型に戻ってしまうことを指します。しかも、リバウンドを繰り返すと「痩せにくく、太りやすい体質」へと変化してしまうことが多く、再度ダイエットをしても成功しにくくなってしまうのです。

医療ダイエットでも同様に、正しい知識とケアを怠るとリバウンドのリスクは十分にあります。ここでは、その具体的な原因を一つずつ確認していきましょう。

ホルモンバランスの変化

ダイエットを行うと、体の中ではホルモンのバランスが大きく変化します。体重が減少すると、食欲を抑える働きのある「レプチン」が減り、逆に食欲を刺激する「グレリン」が増える傾向があります。

この状態では、脳が「まだエネルギーが足りていない」と判断し、強い空腹感を感じやすくなります。その結果、ダイエット中や終了直後に食べ過ぎてしまうことも少なくありません。

また、ストレスや睡眠不足によってもホルモンのバランスは乱れやすく、さらに過食を招く要因となります。医療ダイエットを行う際は、こうした体の仕組みを理解し、無理な制限を避けながらホルモンの安定を意識することが大切です。

体の省エネモード(基礎代謝の低下)

過度なカロリー制限を続けると、体は「エネルギーが不足している」と判断し、代謝を抑える「省エネモード」に入ります。これは生存本能による自然な反応ですが、エネルギーを消費しにくく、少量の食事でも体に脂肪を蓄えやすくなってしまいます。

さらに、代謝を担う臓器の働きも低下し、体温が下がったり、疲れやすくなったりすることも。医療ダイエット中でも、適度な栄養摂取と軽い運動で代謝を維持することが大切です。

省エネモードを避けることで、体は「燃える体質」を保ち、リバウンドしにくい状態をキープできます。

筋肉量の減少

ダイエットによって体重が減ると、脂肪と同時に筋肉も失われることがあります。特に、食事制限を中心としたダイエットでは、体がエネルギー源として筋肉を分解してしまうため注意が必要です。

筋肉は代謝の大部分を占めており、減少すると一日の消費カロリーが大きく下がります。その結果、少し食べただけで太りやすくなる体質へと変わってしまうのです。

医療ダイエット中でも、たんぱく質をしっかり摂取し、軽い筋トレやストレッチで筋肉を維持することが、リバウンドを防ぐうえで欠かせません。

精神的な解放感と生活習慣の変化

ダイエットの成果が出ると、「我慢してきた分、少しくらい食べてもいいよね」と気が緩んでしまうことがあります。

この精神的な解放感は自然なことですが、油断すると食事量が元に戻り、あっという間に体重が増加する原因に。さらに、ダイエット期間中に習慣化していた運動や食事管理をやめてしまうと、代謝が落ちて消費エネルギーも減少します。

成功後こそ、「体型を維持する」意識を持ち、ゆるやかに生活習慣を整えることが大切です。ご褒美は“食”ではなく、“自分を労う時間”に変えるのもおすすめです。

自己判断での施術の中止

医療ダイエットは、医師の指導のもとで薬の量や施術内容を細かく調整しながら進める治療です。ところが、「もう十分痩せたから」と自己判断で薬の服用や通院をやめてしまうと、体内のホルモンバランスや代謝が元に戻り、リバウンドしやすくなります。

医療的なダイエットは、治療を終えた後の「維持期間」まで含めて計画されています。体重が安定するまでは医師の指導に従い、急な中止は避けることが大切です。

医師と二人三脚で、健康的に体を整える意識を持ちましょう。

医療ダイエットでリバウンドしないための4つのコツ

医療ダイエットでせっかく減らした体重を維持するためには、リバウンドを防ぐ工夫が欠かせません。

ここでは、医療ダイエットを成功させるために意識したい4つのコツを紹介します。すぐに取り入れられる内容で、無理なく健康的に痩せるためのポイントをまとめました。ダイエット効果を長く保てるように、さっそく実践してみましょう。

1.ゴールを明確にする

医療ダイエットを始める際は、まず目標を具体的に設定することが大切です。「なんとなく痩せたい」という漠然とした意識では、達成度を測ることも難しく、途中でモチベーションが下がりやすくなるでしょう。

具体的な数値で目標を決めると、自分の進捗を可視化でき、リバウンドをしづらくなります。例えば、「体重を10kg減らす」「お腹周りを5cm減らす」といったように、数字で明確に示すのも効果的。

ダイエットを達成した後も、毎日の食事や運動の取り組みを計画的に行い、達成感を実感しながら過ごしましょう。

2.自分に合う方法を医師と相談

医療ダイエットでは、医師の診断や処方に基づき、体質や生活習慣に合った施術が行われます。

初回のカウンセリングだけでなく、途中で体調の変化や不安があれば、こまめに医師に相談することが重要です。施術の強度や薬の種類を柔軟に調整することで、体への負担を抑えながら理想の体型を目指せます。

自分に合った方法を見つけることで、無理な食事制限や運動を避けつつ、リバウンドのリスクを減らすことが可能です。医師とのコミュニケーションが、ダイエット成功の大きな鍵となります。

3.クリニックのサポート体制を確認

医療ダイエットを継続するうえで、クリニックのサポート体制の充実度は非常に重要です。

相談窓口があるか、カウンセリングの頻度はどのくらいか、夜遅くまで対応してくれるかなど、クリニックごとに差があります。ダイエット中や終了後に体調や体重の変化で不安を感じた際、気軽に相談できる環境があると安心です。

また、医師や看護師のフォローがあることで、自己流での判断による中断や誤った対応を避けられ、リバウンドのリスクを抑えることができます。

サポート体制の確認は、クリニック選びの大きなポイントです。

4.健康的な生活習慣を意識する

医療ダイエットの施術で体重が減っても、日常の生活習慣が整っていなければリバウンドの原因になります。

食生活では、高カロリー・高脂質の食品を控え、野菜やビタミン、食物繊維をしっかり摂取しましょう。運動習慣も重要で、軽いウォーキングや階段利用など、日常に無理なく取り入れることが代謝維持につながります。

また、十分な睡眠を確保することも体の回復やホルモンバランスを整えるうえで欠かせません。

小さな生活習慣の積み重ねが、医療ダイエットの成果を長く維持し、リバウンドを防ぐ最大のポイントなのです。

エイトビューティークリニックの医療ダイエットの特徴

エイトビューティークリニックでは、リバウンドを防ぐ医療ダイエットをご提案しています。ここでは、エイトビューティークリニックで受けられる医療ダイエットの特徴を解説します。

(参照:エイトビューティークリニック)

医師・看護師による丁寧なカウンセリング

エイトビューティークリニックの医療ダイエットでは、施術の前に必ず医師や看護師によるカウンセリングを行います。

血液検査や体成分分析のデータをもとに、ひとりひとりの体質やライフスタイルに合わせたプランを作成。クリニック独自のアフターフォローや生活習慣指導によって、リバウンドを防ぐ体質づくりまでサポートします。

また、エイトビューティークリニックでは、必要な施術だけを適切に行うため、強引な勧誘は一切ありません。最短で高い効果を出しながら、無理のない範囲で健康的に痩せることができる、合理的で安心なダイエット環境が整っています。

豊富な施術メニュー

エイトビューティークリニックでは、医療ダイエットの施術メニューが充実しています。脂肪冷却や医療ハイフ、医療用EMSで気になる部位を集中ケアしたり、リポジェクションやリベルサスなどの薬剤を活用して体全体の代謝を上げたりする方法もあります。

メニューは、体質や目的に応じて医師と相談しながら最適なプランを選択できるため、無理なく続けられるのが特徴。多様な選択肢を活用することで、リバウンドしにくい体作りが可能となり、健康的に理想の体型を目指せます。

まとめ

この記事では、医療ダイエットでリバウンドしてしまう原因と、リバウンドしないコツについて解説しました。

医療ダイエットは、正しい方法で行えばリバウンドを防ぎながら健康的に痩せられる治療です。リバウンドの原因を理解し、自分に合った施術や生活習慣を続けることが大切です。

「また太るかもしれない」と不安に感じている方も、医師のサポートがあれば安心。焦らず、自分に合った方法で継続し、無理なく理想の体型を維持しましょう。