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医療ダイエットは効果なし?痩せないと感じる理由を治療方法別に解説

医療ダイエットとは、医療機関で医師の指示のもと行われるダイエット方法です。
食事や運動指導に加え、内服薬や注射、医療機器を使うことで、通常のダイエットよりも効率的に痩せられます。

そんな医療ダイエットですが、「痩せない」「効果ない」と感じる人もいるようです。

そこで本記事では、医療ダイエットで痩せないと感じる理由を、治療方法別に解説します。

効果的に医療ダイエットをする方法や、自分に合った治療方法の選び方も紹介しますので、医療ダイエットでうまく効果が得られないとお悩みの方や、これから医療ダイエットを始めたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

【種類別】医療ダイエットで痩せないと感じる理由

医療ダイエット 痩せない

一口に医療ダイエットといっても、痩せやすい体質を作る治療、部分痩せをかなえる治療、脂肪を直接吸収する治療など目的や方法はさまざまです。
そのため、痩せないと感じる理由も治療方法によって異なります。

ここからは、次の治療方法について、医療ダイエットで瘦せないと感じる理由を解説していきます。

  1. GLP-1
  2. ハイフ
  3. キャビテーション
  4. 脂肪吸引
  5. 脂肪溶解注射

GLP-1

GLP-1とは通称「痩せホルモン」とも呼ばれるホルモンで、食欲を抑える、消化速度を遅くして満腹感を持続させる、食後の血糖値の上昇を抑えるなどの効果があります。

GLP-1で痩せないと感じる理由は、主に次の4つです。

  1. 用量が合っていない
  2. 運動をまったくしていない
  3. 食べ過ぎ
  4. BMIが35未満

用量があっていない

GLP-1ダイエットでは、自分の体質や体重に合わせて用量を決めていますが、この用量が合っていないとうまく効果が出ないことがあります。

効果が出ないと感じたり、不調を感じた場合は医師に相談してみましょう。

運動を全くしていない

GLP-1は痩せやすくするためのものであって、摂取したら勝手に痩せていくものではありません。
そのため、並行して運動も取り入れるのが効果を感じるためのポイントです。

また、運動不足で筋力が低下してしまうと基礎代謝も下がってしまうので、適度に運動を取り入れましょう。

食べ過ぎ

GLP-1を摂取することで痩せやすい体質にはなりますが、いくら食べても太らないというわけではありません。

栄養バランス気を遣った食事をし、暴飲暴食は避けましょう

BMIが35未満

GLP-1は肥満への効果が認められていますが、もともと痩せている人への効果は実証されていません。

BMIが35未満の人はほかのダイエット方法を試してみるのがおすすめです。

ハイフ

ハイフは皮膚に熱エネルギーを与えて引き締める治療方法で、リフトアップ効果が期待できます。

ハイフで痩せないと感じる理由は、主に次の4つです。

  1. たるみの度合いが大きい
  2. たるみや脂肪がほとんどない
  3. 栄養が不十分
  4. まだ効果が出ていない

たるみの度合いが大きい

ハイフで解消できるたるみには限度があります。

明らかに皮膚が余っているような状態なら、糸リフトやボトックスリフト、脂肪吸引などほかの施術と組み合わせるとより効果を感じられるでしょう。

たるみや脂肪がほとんどない

反対に、たるみがほとんどない若い人や脂肪が少ない人もあまりハイフの効果を感じないでしょう。
これは、ハイフが皮膚のたるみを解消することでリフトアップさせる施術であるためです。

同じ理由で脂肪がほとんどない額やまぶた、首なども効果を感じにくいため、照射したい部位がハイフによって効果が得られるのか、医師に相談しましょう。

栄養が不十分

ハイフは熱エネルギーで細胞を損傷させ、細胞を回復させることでたるみを解消させる施術です。
そのため、回復のためのたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養をしっかり摂取しないと、うまく効果が得られません。

また、ハイフの直後は紫外線の影響を受けやすいため、強い紫外線を浴びると肌が乾燥したり、色素沈着を起こしたりする可能性があります。

術後はしっかりと栄養を取り、紫外線対策を徹底しましょう。

まだ効果が出ていない

ハイフは術直後から効果が出る施術ですが、3週間~2、3カ月後のコラーゲンが再構築されるタイミングに発生する二次効果もあります。

効果の現れ方には個人差もあるので、術直後はあまり効果が感じられなくても、1~3カ月は様子を見てもよいでしょう。

キャビテーション

キャビテーションとは、気になる部位に超音波を当て脂肪細胞を破壊する施術方法です。
痛みを感じにくく、セルライトにも効果があるのが特徴です。

キャビテーションで痩せないと感じる理由は、主に次の4つです。

  1. 1度しか施術を受けていない
  2. 術後の食事メニューに気を遣っていない
  3. 生理中に施術を受けた
  4. マッサージや運動をしていない

1度しか施術を受けていない

キャビテーションは通常、複数回施術を受けることで効果を得られる施術方法です。

キャビテーションで痩せるためには、定期的に施術を受けましょう。

術後の食事メニューに気を遣っていない

キャビテーションによって急激に脂肪を減らされた体は、飢餓状態だと勘違いをします。
そのため、術直後の食事では栄養が脂肪に代わりやすく、普段よりも太りやすい状態になっています。

術後2~3時間は食事を避けるほか、2~3日は高たんぱく、低カロリー、低脂質な食事を心がけましょう。

生理中に施術を受けた

生理中はホルモンバランスが崩れるため、キャビテーションの効果が出にくくなります。
また、キャビテーションによって血行が良くなることで、経血量が多くなり貧血を起こしてしまう可能性もあります。

生理中はキャビテーションを受けないようにしましょう。

マッサージや運動をしていない

キャビテーションによって破壊された脂肪細胞は、血液中に排出されます。
そのため、マッサージによって血液中の脂肪細胞を流さないと、あまり効果が実感できないかもしれません。

また、キャビテーションの直後は代謝がよくなっているので、運動による効果が得られやすくなっています。
より効果を実感したいという人は、マッサージや運動を取り入れましょう。

脂肪吸引

脂肪吸引は皮下脂肪を直接取り除く治療のため、確実に効果が期待できます。

そんな脂肪吸引で効果がないと感じる理由は、主に次の3つです。

  1. 施術前から皮下脂肪が少なかった
  2. 体重があまり減らなかった
  3. 術後の腫れが引いていない

施術前から皮下脂肪が少なかった

脂肪吸引は皮下脂肪を吸引するため、皮下脂肪が少ない場合はあまり変化がありません

筋肉や内臓脂肪が原因で太っている場合は、別の施術方法がおすすめです。

体重があまり減らなかった

油が水に浮くことからもわかるように、皮下脂肪は体積のわりに重量はそこまでありません。
そのため、脂肪吸引を行っても体重はほとんど減少しなかった、ということも多々あります。

脂肪吸引では、体重にこだわらず、見た目の変化に注目してみましょう。

術後の腫れが引いていない

脂肪吸引のダウンタイムは、部位によって異なりますがおよそ2週間~2カ月程度です。

ダウンタイムが終わるまではむくみや腫れがあるため、効果がなかったように感じるかもしれませんが、時間がたてば自然と引いていくので、安静に過ごしつつ気長に腫れが引くのを待ちましょう。

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は、読んで字のごとく脂肪を溶かす注射のことです。

脂肪溶解注射で痩せないと感じる理由は、主に次の3つです。

  1. そもそも大幅な効果は感じにくい
  2. 施術から時間がたっていない
  3. 1度しか施術を受けていない

そもそも大幅な効果は感じにくい

脂肪溶解注射は頬やフェイスラインなど、狭い範囲の部分痩せに向いている治療方法です。
そのため、脂肪溶解注射で劇的な変化が得られると思っていると、「想像していたよりも痩せなかった……」と感じるかもしれません。

見た目に変化が出たことを感じたい人は、ビフォーアフターの写真を用意してもよいでしょう。

施術から時間がたっていない

脂肪溶解注射の効果が出るまでには、早くても2~3日かかります。

施術直後に効果を感じられなくても、10日程度は様子を見ましょう。

1度しか施術を受けていない

脂肪溶解注射は、部位によりますが通常3~6回に分けて施術を行います。
そのため、1回の施術では効果が実感できないかもしれません。

1度目の施術で効果が実感できなくても、あきらめずに複数回通いましょう。

また、施術を受ける間隔が長すぎてもうまく効果が出ないことがあるので、適切な間隔で施術を受けましょう。

効果的に医療ダイエットをするポイント

医療ダイエット 痩せない

医療ダイエットは基本的に治療を受けるだけでも効果が見込めます。しかし、どの治療方法でもアフターケアや普段の生活習慣に気を付けないと、期待していたほどの効果が得られないこともあります。

医療ダイエットで十分な効果を得るためには、次の4点に気をつけましょう。

  1. 栄養バランスのとれた食事をする
  2. 運動をする
  3. 医師の指示を守る
  4. 継続する

栄養バランスのとれた食事をとる

いくら治療によって脂肪細胞を減少させたり、瘦せやすい体質に改善したりできたとしても、暴飲暴食を続けていてはリバウンドしてしまいます。

医療の力に頼るだけでなく、普段の食生活を見直すことも大切です。

運動をする

筋トレや有酸素運動で基礎代謝を上げることも、医療ダイエットをより効果的に受けるためのポイントです。

ただし、術後しばらくは安静にする必要がある治療方法や、激しい運動が推奨されない治療方法もあるため、必ず医師と相談しながらメニューを組みましょう。

医師の指示を守る

治療を受ける際には、アフターケアや家での過ごし方、内服薬による治療の場合は服用方法や回数に関して必ず医師の指示があります。

指示に従わないと効果が感じにくくなるだけでなく、不調を引き起こすこともあるので、医師の指示は必ず守りましょう

継続する

医療ダイエットの多くは、一定期間、一定間隔で治療を受けることで効果を得られます。

1回受けて終わりにせず、推奨される期間は治療を継続させましょう。

自分に合った治療方法を選ぶことも大切

医療ダイエット 痩せない

医療ダイエットは、施術方法によって期待できる効果もさまざまです。
また、体質やもともとの体型によっては効果が得られない施術方法もあるので、自分に合った施術方法を選ぶことも大切です。

GLP-1ダイエットがおすすめの人

GLP-1ダイエットがおすすめの人は、次のような人です。

  • 食事制限が苦手な人
  • BMIが35以上の人
  • 痩せにくい体質の人

ハイフがおすすめの人

ハイフがおすすめの人は、次のような人です。

  • たるみが気になる人
  • 顔やせしたい人
  • ダウンタイムが少ない方法がいい人

キャビテーションがおすすめの人

キャビテーションがおすすめの人は、次のような人です。

  • セルライトが気になる人
  • リバウンドしたくない人
  • すぐに結果を出したい人
  • むくみが気になる人

脂肪吸引がおすすめの人

脂肪吸引がおすすめの人は、次のような人です。

  • 1度の治療で大きな効果を得たい人
  • リバウンドしたくない人
  • 広範囲の脂肪を除去したい人
  • 皮下脂肪が多い人

脂肪溶解注射がおすすめの人

脂肪溶解注射がおすすめの人は、次のような人です。

  • 部分痩せがしたい人
  • 鼻やまぶたなど繊細な部位の脂肪を減らしたい人
  • ダウンタイムが少ない方法がいい人

医師と相談して決めよう

医療ダイエット 痩せない

ここまでそれぞれの施術方法のおすすめの人を紹介しましたが、実際にどの治療法が合っているかは医師にしかわからないこともあります。
上記の特徴はクリニック選びの際の参考程度にして、実際にどの治療を行うかは医師と相談しながら決めましょう

エイトビューティークリニックでは、安心して治療を受けられるように、丁寧な術前カウンセリングを無料で行っています。
また、自宅からでもカウンセリングを受けられるため、あまり時間が取れないという方にもおすすめです。

エイトビューティークリニックの医療ダイエットについての詳細は、こちらをご覧ください。

まとめ

医療ダイエット 瘦せない

医療ダイエットは、通常のダイエットよりも短期間で大きな効果が得られます。

しかし、自分に合っていない治療だったり、アフターケアを怠ったりするとうまく効果が実感できない場合があります。

医療ダイエットをする際はカウンセリングをしっかり行っているクリニックを選び、医師と相談しながら適切なメニューを組みましょう。

また、治療を受けて終わりではなく、運動の習慣をつけたり、食事内容を見直したりなど生活習慣の改善も並行し、医療ダイエットの効果を最大限引き出しましょう。

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