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ダーマペンは3種類のニキビ跡に効果あり!4ステップの治療効果アップ方法とニキビ跡悪化の注意点も徹底解説

2024.11.13

どんなにセルフケアを頑張っても、なかなか良くならないニキビ跡に悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめなのが、ダーマペンによる美容医療です。

今回はニキビ跡に悩んでる方にダーマペンがニキビ跡に効果的な理由や必要な施術回数を解説します。さらに、治療効果アップ方法とニキビ跡悪化の注意点もご紹介します。

ぜひ、ご参考にしてください。

ダーマペンでニキビ跡が改善する仕組みとは?

ダーマペンには、ニキビ跡を改善する効果が期待できると言われています。ダーマペンでニキビ跡が改善する仕組みは、髪の毛よりさらに細い超極細の針で肌表面に穴をあけ、肌の自己再生力を促進させます。

ダーマペンの針で肌を刺激することで、古い皮膚細胞が剥がれ落ち、新しい皮膚細胞が生成されるといったターンオーバーの正常化を促します。よって、肌が生まれ変わりニキビ跡の改善が期待できるのです。

では、実際に使用されるダーマペンについて解説します。

最新のダーマペン4の効果

ダーマペン4は、針の本数やスピード、最大深度が従来型に比べてさらにパワーアップしています。16本の極細針で、毎秒1,920個の穴を肌表面に開けることができ、短時間での施術が可能です。

また、針の最大深度も3.0mmまで可能で、血管や神経が通る真皮層にまでアプローチできます。さらに0.1mm単位で深度の調整が可能なので、自身の肌状態に合わせて施術を受けることができます。

ニキビ跡に効果があるダーマペンの針の深さ

ニキビ跡に効果があるダーマペンの針の深度は、1.0~3.0mmとされています。ニキビ跡改善に効果が期待できるのは、表皮より深い基底層、さらに深い真皮層までのアプローチが必要です。

一般的に1.0~1.75mmが表皮より深い基底層までアプローチすることができます。基底層に刺激を与えることでターンオーバーのサイクルを正常に整え、肌本来の再生力を高める効果が期待できます。

2.0~3.0mmはさらに深い真皮層にアプローチできる深度です。コラーゲンやエラスチンなどの健康な肌づくりに不可欠な美容成分の生成を促進し、皮膚組織の再生力をより高める効果が期待できます。

また、ニキビ跡には炎症反応の度合いで軽度から重度のものまであり、ニキビ跡の種類によっても針の深度を使い分ける必要があります。

ダーマペンで治療できるニキビ跡については、次に詳しく解説します。

 

ダーマペンで治療できるのは3つのニキビ跡

ここからは、ダーマペンで治療できるニキビ跡の種類について解説します。ニキビ跡にもいくつか種類があり、ダーマペンで治療できるものとできないものがあります。

ダーマペンで治療できる3つのニキビ跡は次のとおりです。

  • クレーター状のニキビ跡
  • ケロイドのニキビ跡
  • 色素沈着したニキビ跡

クレーター状のニキビ跡

クレーター状のニキビ跡は、ニキビの強い炎症によって生じます。炎症が起こる前のニキビや炎症が軽度であれば、クレーター状のようにニキビ跡が凹むようなことはありません。

しかし、ニキビの原因であるアクネ菌の増殖により長期にわたり炎症が激しく続き重症化することで、皮膚の内部の真皮層の組織が破壊されます。ターンオーバーのない真皮層にまでダメージを受けることで、破壊された組織が完全には修復されず、クレーターのように凹みやくぼみが後遺症として残ってしまします。

また、クレーター状のニキビ跡は自力で治すのは難しく、丁寧なスキンケアなどのセルフケアでの改善は困難です。そこで、ダーマペン治療は真皮層までアプローチできるのでおすすめです。

ダーマペンの針が真皮層を刺激してコラーゲン生成を促し、肌が再生されることでクレーター状のニキビ跡改善に期待できるでしょう。

ケロイドのニキビ跡

ケロイドのニキビ跡は、クレーター状のニキビ跡と反対に肌が盛り上がった状態です。ケロイドになるのは、ニキビの炎症により肌の修復過程でコラーゲン生成が過剰になることで、コラーゲン繊維が蓄積されて瘢痕として残るのが原因です。

ダーマペンの極細針はケロイド組織を破壊し、肌の再生力を高めるのでケロイドのニキビ跡にも効果的です。

色素沈着したニキビ跡

色素沈着したニキビ跡は、ニキビの炎症が治まった後に茶色いシミのような跡が残ってしまう状態です。肌がニキビで炎症を受けると、色素沈着の原因となるメラニンが大量に生成されます。よって、肌のターンオーバーが乱れてうまくメラニンが排出されずに色素沈着として残ってしまいます。

色素沈着は、セルフケアで徐々に改善は見られますが、跡が薄くなっていくのに数か月以上かかる可能性があります。

そこで、ダーマペン治療では針で肌を刺激し、肌の回復力の向上が期待できます。ターンオーバーを正常なサイクルに整えることで、色素沈着の原因であるメラニンの排出を助けることが可能です。

ただし、色素沈着の濃さの度合いによっては1回での改善は難しいので、複数回の施術が必要になるでしょう。

 

ダーマペンでニキビ跡改善の必要回数と間隔とは

では、実際にダーマペンでニキビ跡の改善が期待できるのは、どのくらいの施術回数や期間なのか、一般的な目安は次のとおりです。

  • ニキビ跡へのダーマペンの必要回数は5回程度
  • ダーマペンの適切な施術頻度は3~4週間に1回
  • ニキビ跡の改善が期待できる期間はおおよそ3か月~5か月

ニキビ跡への必要回数

ニキビ跡のへのダーマペンの必要回数の目安は、5回程度です。しかし、ニキビ跡の種類によって異なる場合があるので注意が必要です。

ニキビ跡の種類別に必要回数を次にまとめました。

ニキビ跡の種類 必要回数の目安
色素沈着したニキビ跡 3~6回
ケロイド状のニキビ跡 3~6回
クレーター状のニキビ跡 5~10回

 

上記は、あくまで目安です。ニキビ跡の状態は個人差が大きいので、実際の必要な施術回数は医師の診察を受けて確認しましょう。

ダーマペンの適切な頻度

ダーマペンの適切な頻度は、3~4週間に1回が目安とされています。肌のターンオーバーの周期が健康的な肌の場合、約4週間(28日)で肌が生まれ変わります。肌が適切に再生されたタイミングで施術を受けるのがベストとされています。

早く効果を実感したいために、肌のターンオーバーを無視して、短期間で施術を行うのはよくありません。肌が修復できていない状態でダーマペンの針を刺すことで、より炎症が広がる危険性があります。

また、針の深度が深いと肌の再生にも時間がかかります。真皮層にまでアプローチした際は、6~8週間の間隔をあける場合があることも注意が必要です。

ただ、施術の適切な頻度は、ニキビ跡の状態によってターンオーバーの周期にも個人差があります。肌の回復状態を医師に確認してもらい、適切なタイミングで施術を行いましょう。

ニキビ跡の改善が期待できる期間

ニキビ跡の改善が期待できる期間は、おおよよ3~5か月とされています。前述したとおり、ダーマペン治療は3~4週間の期間をあけ、複数回の施術が必要です。そのため、早期の効果を期待するよりは、治療に時間がかかることも頭に入れておきましょう。

また、ニキビ跡の種類によってもニキビ跡の改善が期待できる期間が異なるので、次にまとめました。

ニキビ跡の種類 期待できる期間の目安
色素沈着したニキビ跡 3~6か月
ケロイド状のニキビ跡 3~6か月
クレーター状のニキビ跡 5~10か月

 

ニキビ跡の治療は個人差が大きく関わってくるので、目安通りに進まない可能性もあります。しかし、ダーマペンは回数を重ねることで、少しずつ肌の状態が改善していくので、治療中でもニキビ跡改善の効果は感じられるでしょう。

 

ダーマペンでニキビ跡の治療効果アップの4ステップ

ここからは、ダーマペンでニキビ跡の治療効果をより高める4ステップをご紹介します。

  1. 施術後の正しいアフターケアをする
  2. 生活習慣の見直し
  3. 美容成分の薬剤と併用する
  4. 保湿・紫外線対策を徹底する

①施術後の正しいアフターケアをする

ニキビ跡の治療効果を高める1ステップは、施術後の正しいアフターケアをすることです。ダーマペン施術後は肌に小さな穴が無数に空いており、肌が無防備な状態です。アフターケアを怠ると、炎症がおさまらずダウンタイムが長引く原因になります。

ニキビ跡の治療を効率よく進めるためにもダウンタイムの短縮は必須です。施術当日は、次のようなアフターケアを行いましょう。

  • 患部を冷やす
  • 施術後12時間は顔を濡らさない
  • メイクは施術当日は控える
  • 入浴は控えてシャワーで済ます

施術直後は、患部が炎症を起こして腫れや内出血を生じている状態です。炎症を抑えるためにも患部を冷やすことは効果的です。また、肌が敏感な状態でもあるので、メイクなどで肌を刺激しないことも重要です。入浴も体が温まり、皮膚への血流が増え内出血が悪化する恐れがあります。

②生活習慣の見直し

ニキビ跡の治療効果を高める2ステップは、自身の生活習慣を見直すことです。ダーマペン治療は肌の再生力を利用してニキビ跡を改善するものです。生活習慣を整えて、肌の再生力を高めることで相乗効果が期待できます。

具体的には次のようなポイントを押さえて、生活習慣を見直してみましょう。

  • 適度な運動をする
  • 質のいい睡眠を心がける
  • バランスの取れた食事を摂る
  • ストレスを溜めない

食生活では、特にコラーゲン生成に必要な栄養素を積極的に摂取すると、ニキビ跡の治療効果アップに期待できます。具体的な栄養素は、タンパク質やビタミンC、ビタミンAで、お肉や緑黄色野菜、柑橘類に含まれることが多いです。

食品からの摂取が難しい場合は、ビタミン剤などのサプリメントの活用もおすすめです。

③ダーマペン治療と他の施術と併用する

ニキビ跡の治療効果を高める3ステップは、ダーマペンの施術と美容成分の薬剤を併用することです。当クリニックでも採用しているヴェルベットスキンの施術がおすすめです。

ヴェルベットスキンは、ダーマペンとコラーゲンピールを組み合わせた施術です。コラーゲンピールとは、コラーゲン生成を促すピーリング治療で、お肌のハリや弾力のアップ、肌質改善に効果が期待できます。

さらに、ピーリング前にダーマペンでの施術を行うことで、美肌有効成分が肌内部まで浸透し、肌の再生力を高めます。ニキビ跡の治療効果を上げるためにも、他の施術との併用を試してみましょう。

④保湿・紫外線対策を徹底する

最後の4ステップは、保湿・紫外線対策を徹底することです。施術後の肌は肌は回復期になり肌が乾燥状態に陥ります。乾燥状態での肌トラブルを避けるためにも、いつも以上に保湿ケアの徹底をしましょう。美容パックやヒアルロン酸やセラミド配合の高保湿の化粧品を使用して、肌の潤いを保つことが大切です。

ただし、レチノールやハイドロキノンなどの刺激の強いスキンケアアイテムは、肌に負担がかかるので使用を控えましょう。

紫外線を浴びることで、シミや色素沈着の原因になります。施術の翌日以降は、日焼け止めを塗っても肌への負担が少ないので、季節に関係なく、日焼け止めや日傘、帽子での紫外線対策の徹底が重要です。

 

ダーマペンでニキビ跡を悪化させる3つのケース

ダーマペンの施術でニキビ跡が悪化する場合があります。次の3つのケースが挙げられます。

  • 炎症を起こしているニキビ跡
  • 膿が残っているニキビ跡
  • しこりがあるニキビ跡

炎症を起こしているニキビ跡

炎症を起こしているニキビ跡は、皮膚がダメージを受けて赤みや腫れがある状態のことを言います。炎症を起こしており、肌が敏感になっているので、ダーマペンの針で肌に刺激を与えてしまうと、傷跡が残ったり、色素沈着につながる危険性があります。

炎症が続いている場合は、炎症を抑える治療を受け、改善させてからダーマペン治療を受けましょう。

膿が残っているニキビ

ニキビ跡に膿がある場合も炎症が続いている状態です。炎症がある肌は、デリケートで肌の状態も悪いので、膿が残ったままになってしまっていることがあります。そこでダーマペンによる刺激を与えてしまうと、他の肌にまで膿を広げてしまう危険性があります。

また、膿の量や症状の重さによっては、別の治療が必要なケースもあります。まずは、自身のニキビ跡の状態をクリニックで医師に相談してみましょう。

しこりがあるニキビ

ニキビ跡にしこりがある場合も、膿が残っている状態と同じく、ニキビが治り切らずに炎症がつづいていると言えます。ダーマペンによる肌への刺激が、より悪化させる可能性があります。

膿の場合と同様に、ダーマペンの治療よりもまずは炎症を抑える治療を優先するようにしましょう。

 

まとめ

本記事では、ダーマペンがニキビ跡の改善に効果が期待できる仕組みを解説し、ニキビ跡の種類別に施術の必要回数や治療効果をアップさせる方法を紹介してきました。加えて、ニキビ跡の種類によっては、ダーマペンにより症状を悪化させる注意点も合わせて解説しました。

ダーマペンは、肌に刺激を与え、肌本来の再生力をより高めることでニキビ跡を改善させるのが目的です。ただ、ニキビ跡は個人差が大きく、肌の状態によっては症状を悪化させしまう可能性があります。

施術の必要回数や間隔も一般的な目安はありますが、個人差があるので注意が必要です。ニキビ跡の改善には、複数回の施術が必要で3~4週間に1回の頻度になるので、根気よく治療を続ける必要があります。

 

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