column column コラム

ダーマペンの深さはどう選ぶ?選び方やカウンセリング時の5つのポイントを解説

2024.09.24

ダーマペンの深さは部位・お悩みからだけでなく、期待する効果から選べます。
ダーマペンは最先端美容医療の中でもかなり人気がある施術で、どのように深さを選べば良いのか迷ってしまう方が多くいます。

本記事はダーマペンの深さの選び方やそれぞれに期待できる効果を詳しく解説。
気になる痛みの度合いとダウンタイム期間の関係もご説明します。

事前に選択できる深さのバリエーションをある程度知っておけば、カウンセリング時の相談がスムーズになるでしょう。

カウンセリングで必ず聞くべき5つのポイントもまとめてあるので、どうぞ最後までご覧ください。

ダーマペンの深さをお悩みから選ぶ

エステを受ける女性

ダーマペンはお肌への負担を最小限にしつつ、部位やお悩みに合わせて深さを選べるのが便利なポイント。
最適な深さを決めるには、施術前のカウンセリングが重要になってきます。

お悩みがある部位や皮膚のどの層にトラブルがあるのか、担当医師にしっかり判断してもらいましょう。
人それぞれ最適な深さに違いがあるため、お悩みごとの一般的な深さ目安をご紹介します。

私たちの皮膚構造

まず私たちの皮膚は、外側から奥へ向かって以下のように形成されています。

  1. 表皮(角質層→顆粒層→有棘層→基底層)
  2. 真皮
  3. 皮下組織

ダーマペンの効果を実感するには、どの層にトラブルが発生しているかをしっかり見極めるのが基本です。

【部位別】選べるダーマペンの深さ

ダーマペンの深さは医師とのカウンセリングをもとに決めます。
目元や頬・身体など人それぞれお悩みの部位が違うため、これから紹介する深さはあくまで目安として考えてくださいね。

  • 額:0.25~1mm
  • 目元:0.25~1mm
  • 頬:0.25~1.5mm (最大2.5mmまで可能)
  • 鼻:0.25~0.5mm (最大2.5mmまで可能)
  • 顎:0.25~1mm(最大2.5mmまで可能)
  • 身体:0.25~3mm

お肌の状態が良くないと施術自体を中止しなければならないケースもあります。
毎回のカウンセリングで些細な点も全て伝え、お肌の負担をなるべく抑えた施術を目指しましょう。

【0.5~1mm】肌質改善・毛穴を小さくしたい

肌質改善や毛穴縮小を目指す場合、0.5~1㎜の深さで表皮へアプローチするのがおすすめ。

皮膚はバリア機能を持ち、有効成分の浸透に限界があります。

そこでダーマペンの深さを調整して小さな穴を開けていくと、有効成分を角質層までしっかり届けられるようになりますよ。

また皮脂が多い・毛穴詰まりに悩んでいる方は、皮脂コントロールの薬剤を追加できるか聞いてみると良いでしょう。

【1.5~2mm】クレーター・ニキビ跡を治したい

クレーターやニキビ跡は1.5~2㎜の深さがおすすめ。

クレーターやニキビ跡の下まで針を刺しコラーゲン生成を促進すると、お肌の凹凸が少なくなったりメラニン生成を抑制できたりします。
クリニックによってターンオーバーを助けるピーリング系薬剤を併用できる場合があるので、カウンセリング時に質問してみましょう。

【2.5~3mm】妊娠線を治したい

妊娠線の改善は、真皮層にアプローチする2.5~3㎜の深さがおすすめ。

妊娠線は皮膚が急激に伸びて真皮が割れてしまっている状態です。
ダーマペンでコラーゲンの生成を促進すると、複数回の施術で薄く・目立たなくなるでしょう。

お肌の状態に合わせてオプションを組み合わせ、効果を早く実感できる場合もあります。

ダーマペンの深さを効果から選ぶ

ピンクと白を基調としたクリニック

ダーマペンは針の深さを0.1mm単位で選択できるので、期待する効果ごとに微調整が可能です。

ここではダーマペンに求める効果ごとの深さを解説していきます。
お悩み別と同様あくまで一般的な目安ですので、カウンセリング時に担当医師としっかりすり合わせをしてくださいね。

【0.2~0.5mm】ニキビ・小じわ

白ニキビや今あるニキビ、小じわに効果的な深さです。
ダーマペンは毛穴詰まりを抑制するため、ニキビ予防効果も期待できます。

ただしダーマペンを施術した直後は好転反応が起きやすく、ニキビが悪化する可能性に注意してください。
時間の経過と共に改善しますが、どうしても気になる場合はクリニックに相談しましょう。

またダーマペンの中でも比較的浅く刺すため、初心者の方におすすめの深さともいえます。

【0.5~1mm】小じわ・たるみなどのエイジングケア

0.5~1mmの針は基底層にアプローチでき、エイジングケアに効果的です。

表皮と真皮の間にある基底層へ働きかけると、新しい皮膚の生成を促進できます。
特に老化予防は基底層にアプローチしてお肌のターンオーバーを整えていくのがおすすめ。

また規則正しいターンオーバーにより、毛穴の開き・いちご鼻の改善も狙えるでしょう。

【1.5~2mm】茶色の色素沈着・ニキビ跡

1.5~2mmの針は1mmの針と同様に基底層へアプローチできます。

1mmの針より深くまで刺すので、色素沈着やニキビ跡にも効果的です。
ただし色素沈着やニキビ跡の原因が基底層より深い場所にあるケースは、1.5mmの針だと効果が出ない場合が。

色素沈着の色でどの層にダメージがあるのか見分けられるので、深さ選択の参考にどうぞ。

  • 黒やこげ茶色:表皮
  • 茶色:基底層
  • 灰色や青:真皮

比較的浅い層にダメージがあるならば、複数回施術すると効果を実感できるようになるでしょう。
いずれにしても長期での施術が基本ですから、お肌の状態に合った深さに調整する必要があります。

【2~3mm】クレーターや妊娠線

真皮(部位によって皮下組織まで)まで届くため、クレーターやお肌の凹凸・妊娠線改善の効果が期待できる深さです。
また、太ももや腕にある肉割れ線にも効果がありますよ。

ダーマペンで真皮に小さな穴を無数に開け、皮膚再生時にコラーゲンやエラスチンを増やす仕組み。

注意したいのは、複数回施術しないと効果を実感できないところです。
担当医師と一緒にお肌の状態や改善度を確認しつつ、微調整を繰り返しましょう。

回数の目安

ダーマペンは、複数回施術を受けるのが前提と捉えておきましょう。
お肌が深刻なダメージを受けている場合、ダーマペンの施術が10回以上必要になるケースも存在します。

ただしキメやハリなどの肌質改善であれば、1回で効果を感じられる方が多い傾向。

  • ~3回:ニキビ跡や毛穴縮小・肌質改善効果を感じられる
  • ~5回以上:クレーターや濃い色素沈着・傷跡などの改善効果が期待できる

継続した施術が基本のダーマペンも、深すぎたりやりすぎたりすると逆効果です。
担当医師からの注意事項をしっかり把握し、ダウンタイムを十分に取りましょう。

ダーマペンの特徴

肌の状態をチェックする女性

ダーマペンは超極細の針で皮膚に小さな穴を無数に開け、お肌の再生力を高める最先端美容治療です。
穴を開けた後に回復する過程で美肌成分(コラーゲンやエラスチン)が作られるのが特徴。

この特徴を活かして肌再生を活発にするとお肌のキメが整い、ニキビ跡・シワの改善を実感できるようになりますよ。

またダーマペンは複数種類があり、それぞれの特徴やデメリットに違いがあります。
最新機器のダーマペン4が人気ですが、希望する種類を取り扱っているクリニックを選びましょう。

【こんなお悩みにおすすめ】

  • ニキビ跡を治したい
  • お肌の凹凸を綺麗にしたい
  • 毛穴の開きやいちご鼻を改善したい
  • キメや肌質を改善したい
  • しわやたるみが気になる・予防したい

各クリニックによって美白成分やエイジングケアなど、目指すお肌に合わせてダーマペンと組み合わせるオプションを選べます。
希望するオプションや回数で料金が変わりますが、ダーマペンを刺す深さと適切なオプションで効果を発揮するでしょう。

【2024年最新版】新宿でダーマペン4を受診できるおすすめ美容クリニック10選!費用や注意点などを徹底比較!

ダーマペン施術時の痛みとダウンタイムの関係

白をメインにした施術室

ダーマペンは針の深さによって痛みやダウンタイム期間に差があります。

針が深くなるほど痛みが強くなっていき、「チクチクと刺すような感覚」を感じやすくなるでしょう。
麻酔が切れた後も、針が深いと強い痛みを感じやすい傾向。また施術後は痛みとともに灼熱感も感じる方が多くいます。

痛みのほとんどは我慢できる範疇で、2,3日程度で落ち着いてきます。過度な心配は不要ですよ。

一方でダーマペン施術後のダウンタイムも十分にとってください。

  • 0.25~0.5mm:2~3日程度
  • 1~1.5mm:4~5日程度
  • 2mm以上:7~10日程度

1.5㎜以上を目安に出血・トラブルが起きやすく、2.5㎜以上では色素沈着が発生するケースに注意。
ダーマペンによる副反応を最小限にするため、ダウンタイム中の飲酒や運動・アフターケアに細心の注意を払ってくださいね。

ダーマペン後の肌回復を助けるスキンケアの秘訣とダウンタイムの過ごし方

ダーマペンの深さは最大何mm ?

目元パックをしている女性

ダーマペンの針の深さは最大でも3mmまでと考えておきましょう。

ダーマペンは針の深さに比例して高い効果が期待できますが、お肌への負担も大きくなるため注意が必要。
深さを最大にしたとしても期待する効果が出るとは限りません。

特に最大の3mmは内出血や痛みの度合いが大きく、精神的な負担も気になってくるはずです。

お肌に合わない無理な施術をすると、逆にダーマペンが状態を悪化させるリスクがありますよ。
カウンセリングをもとにその時のお肌に対して適切な深さを選択しましょう。

ダーマペンのカウンセリング時に確認すべきポイント5つ

ピンクの背景とクリップボード

ここからはダーマペン施術前のカウンセリングで必ず確認すべき5つのポイントをご紹介します。

  1. 施術前のカウンセリングを充分に行なっているか
  2. 些細なお悩みやアフターケアの相談ができるか
  3. ダーマペンの種類は希望に合ったものか
  4. 施術後の禁止事項やダウンタイムの症状・期間
  5. 予算内の料金か

ダーマペンの効果を最大限に活かすにはカウンセリングが大切。
担当医師に些細なお悩みを全て伝え、安心感のある施術を受けられるのがベストです。

解説するポイント以外にも気になる事は満足できるまで質問しましょう。

①施術前のカウンセリングを充分に行なっているか

充分なカウンセリングの時間を確保しているかチェックしてみてください。

施術内容を希望通りに決めるには、充分なヒアリングが必要不可欠。
ダーマペンの種類や深さ、健康状態、お肌の状態のチェックを綿密に行えると安心できますよね。

実際に評判が良いクリニックはカウンセリングの満足度が非常に高い傾向ですよ。
事前に口コミをチェックしてから来院するのもおすすめです。

②些細なお悩みやアフターケアの相談ができるか

担当医師やスタッフが患者のお悩みにしっかり寄り添ってくれるか見極めましょう。

施術後のトラブルを防ぐために、医師とのコミュニケーションが重要になってきます。
特にダーマペンの場合は効果やお肌の状態によって、深さを微調整しなければいけません。

患者の話にしっかりと耳を傾け、お悩みや希望に沿ったプランを提案してくれるクリニックを選べると嬉しいですね。

③ダーマペンの種類は希望に合ったものか

お肌の状態に合ったダーマペンを提案してくれるクリニックがおすすめです。

ダーマペンの機器には複数の種類があり、最新機器のダーマペン4が人気。
他の種類に比べ針の微調整が可能なため、傷みや内出血を軽減しやすいのがメリットです。

メインで取り扱っている種類はクリニックによって違うので、それぞれの特徴やデメリットをしっかり説明してもらいましょう。

④施術後の禁止事項やダウンタイムの症状・期間

施術後のリスクやアフターケアの禁止事項を細かく説明してもらいましょう。

ダーマペンは基本的に施術後の12時間、洗顔やメイクを禁止されています。
施術後はお肌が敏感になっているので、刺激を与えないように飲酒や運動・入浴などの制限も受けます。

ダウンタイムが目安より明らかに短く・長く提示された際は、理由を詳しく聞いてみてください。

カウンセリングを通して懸念点を全て解消でき、安心して施術を受けられるクリニックがおすすめです。

⑤予算内の料金か

事前のカウンセリングで状態をチェックし、最終的に費用総額がどのくらいになるかを相談しましょう。

ダーマペンは原則自由診療で、各クリニックによって料金に違いがあります。
複数回受ける前提で、あらかじめ数回分をセット料金で設定しているところが多い傾向。
ご自身の希望によってオプションの料金も要チェックです。

施術や組み合わせる美容成分だけでなく、麻酔や術後診察に予想以上の料金がかかるケースは少なくありません。
後から疑問点や不安が残らないように内訳をよく確認し、満足できるまでコミュニケーションを重ねましょう。

まとめ

肌が綺麗な女性の目元

本記事はダーマペンの深さの選び方や特徴、カウンセリング時に聞くべきポイント5つなどをご紹介しました。

お肌の状態やお悩みをもとにしっかり深さを調整してくれるクリニックは、口コミや評判が高いですよ。
ダーマペンを取り扱っているクリニックの口コミサイトをチェックしてから来院するのもおすすめします。

本記事をもとにダーマペンの針の最適な深さを選んで、より綺麗なお肌を手に入れてくださいね。

other column other column その他の記事

2025.06.13これでニキビに悩まない!男性のニキビについて徹底解説!

ニキビは、どんな肌質の人でも一度は悩んだことがあるものですが…

2025.06.10どうしてこめかみにニキビができるの?原因とケアについて徹底解説!

目次1 「こめかみニキビ」とは?「こめかみニキビ」が気になっ…

2025.06.09すね毛処理とは?脱毛の方がいい?最適な方法を徹底解説!

目次1 すね毛処理とは2 すね毛の処理方法とおすすめ度3 1…

2025.06.05医療脱毛で産毛は本当になくなる?

目次1 医療脱毛で産毛は‥?2 産毛の脱毛が難しい理由3 産…

2025.04.10アクネ菌とは?ニキビの原因から対策まで徹底解説!

目次1 アクネ菌とは?2 アクネ菌のメリット3 アクネ菌のデ…

2025.04.10赤ニキビとは?原因から予防・治療法まで徹底解説!

目次1 赤ニキビのお悩み2 赤ニキビとは?3 赤ニキビができ…

2025.04.10足の毛はセルフ処理と脱毛どっちの方がいい?

目次1 メンズ足脱毛の方法2 家庭用脱毛器3 除毛クリーム・…

2025.04.10皮膚科の医療IPL脱毛の特長とは?エステ脱毛との違いや痛みの少ない機器選定について解説

目次1 皮膚科で行う医療脱毛について2 皮膚疾患のある方にも…

Access Access アクセス