ダーマペン施術後の経過はどうなる?ダウンタイムの過ごし方とアフターケアを徹底解説

ダーマペンはニキビ跡や毛穴、シワなど様々な肌悩みの改善を期待できる美容医療です。ダーマペンの施術は、針で肌に穴をあけて自然治癒効果を促すものです。

「施術後の経過がどのようになるのか」「ダウンタイムの期間や過ごし方は?」など、治療を受けるにあたり疑問や不安もあるのではないでしょうか?

今回は、そんな疑問や不安をお持ちの方にダーマペンの経過別のダウンタイムの過ごし方から施術後のアフタースキンケアまで徹底解説します。

ぜひ、ご参考にしてみてください。

ダーマペンの経過と症状について解説

ダーマペン施術当日から2週間の経過を解説します。ダーマペンのダウンタイム中の過程はおおよそ以下のとおりです。

それぞれ順に解説していきます。

 施術直後〜当日【赤みや痛み、内出血のピーク】

ダーマペンの施術直後は、肌が傷ついた状態なので赤みが目立ち、ヒリヒリとした痛みを感じたりします。ダーマペンの針の深度によっては、内出血が生じる場合もあります。

赤みや内出血は当日をピークに徐々に落ち着いてくるでしょう。

施術当日は、必要な肌のケア以外は不必要に肌に触れないように注意して過ごしましょう。施術後のアフターケアについては、後ほどご紹介します。

2日〜1週間【赤み、かゆみ、皮むけ】

当日に比べると、赤みは改善してきます。数日経つと肌の再生や治癒が進み、かゆみや皮むけの症状がでてきます。皮むけを無理にはがすと傷になったり、色素沈着の原因になります。気になっても決して無理にはがさないようにしましょう。

また、肌が再生途中で肌が不安定になっているので、白ニキビなどの吹き出物の肌トラブルが生じる場合があります。数日には肌の状態も安定していくので、ニキビなどは潰さないように注意が必要です。

1〜2週間【効果が実感できる】

1週間も経てば、ほとんどのダウンタイムも落ち着いてきます。普段どおりに過ごせる方も増え、肌にハリやツヤの効果が期待できるようになります。

ただ、2週間以上もダウンタイムの症状が残っている場合は、施術を受けたクリニックに相談しましょう。

ダーマペンのダウンタイムの期間はどのくらい?

ダーマペンのダウンタイムの期間は一般的にどにくらいになるのか?ダーマペンの針を刺す深さや施術後の過ごし方によってもダウンタイムの期間が異なってきます。以下詳しく解説します。

ダウンタイムの目安は1週間

ダーマペンの一般的なダウンタイムの目安は、おおよそ1週間です。上記解説したとおり、ダウンタイム中には赤みや内出血、かゆみ、皮むけなどさまざまな症状が生じます。

ダウンタイム中は、肌のバリア機能が低下しているので、肌に刺激を与えないよう注意して過ごしましょう。

ダウンタイムは針の深さによって異なる

ダーマペンの針の深度は、肌悩みによって異なります。そのため、ダウンタイムは針の深さによっても異なり、肌の奥に針を刺すほどダウンタイムが長くなる傾向にあります。以下、肌悩みとダーマペンの針の深度、ダウンタイムの目安を表にまとめました。

0.2～0.5mmの特徴

針の深度が肌の表皮層までで、深い層には刺激しないため、出血やひどい腫れが起こりにくい特徴があります。ダウンタイムも2～3日と短めです。

1.0～1.75mmの特徴

針の深度が表皮よりも深い基底層までアプローチするので、0.2～0.5mmよりも痛みやヒリヒリ感を感じやすいです。施術当日は赤みが強く出るので、気になる方はスケジュールの調整が必要です。ダウンタイムは4～5日が目安になります。

2.0～3.0mmの特徴

針の深度が血管や神経が通る真皮層までアプローチします。深度が深いので出血したり、痛みを感じやすいですが、セルフケアでは改善できない肌悩みにアプローチできるメリットがあります。ダウンタイムは1週間～2週間と長めですが受ける価値は十分にあるでしょう。

ダーマペンの深度によってダウンタイムの期間はさまざまです。ダーマペンの針の深度を浅くすれば、ダウンタイムは短く済ます。しかし、本来の肌悩みがクレーターのニキビ跡や毛穴の黒ずみなら、肌悩みに適切にアプローチできません。針の深度はダウンタイムの長さで決めるのではなく、肌悩みに合わせて決めることが大切です。

個人差があり1週間以上かかるケースもある

同じ深度でダーマペンを受けても、肌の回復力には個人差があり、ダウンタイムに1週間以上かかるケースもあります。年齢やもともとの肌質によっても違ってきますが、施術後の日常生活の過ごし方もダウンタイムの期間に関わる一因です。

例えば、施術で肌ダメージを受けているのに、保湿などの肌管理を怠ると回復力も落ちてしまいます。よって、 ダウンタイムを長引かせないためにも、ダウンタイム中の過ごし方が重要になってきます。

次に、ダウンタイム中の適切な過ごし方について解説していきます。

ダーマペンの経過別のダウンタイムの過ごし方

ダーマペンの経過別にダウンタイムをどのように過ごせばよいのか解説していきます。

施術直後～当日

ダーマペン施術直後から当日に気を付けるポイントは次のとおりです。

• 患部を冷やす
• 施術後12時間は顔を濡らさない
• メイクは翌日までできない
• 入浴は控えてシャワーで済ませる

患部を冷やす

施術後は、患部が炎症を起こしているため内出血や腫れが生じます。そこで、炎症を抑えるには患部を冷やすことが有効です。施術後3日以内であれば、保冷剤や氷をタオルに包んでのアイシングの効果は期待できます。ただし、3日以上アイシングを行うと、むくみの原因になり悪化を招く恐れがあるため控えましょう。

施術後12時間は顔を濡らさない

施術後12時間は肌がもっとも傷ついている状態のため、洗顔やシャワーの刺激によって痛みを感じたり肌トラブルにつながる可能性があります。傷口への刺激は傷が治りにくくなる原因の1つです。施術後12時間は、クリニックから処方された軟膏があれば、適宜塗布しして、肌トラブルを防ぎましょう。

メイクは翌日までできない

メイクも同様に、化粧品の成分が傷口への刺激になり、肌トラブルにつながります。肌の状態が落ちついていれば、翌日以降ならメイク可能です。ただし、まだ肌がダメージを受けている状態なので、肌への刺激を最小限にするためにも、軽めのメイクを心がけましょう。

入浴は控えてシャワーで済ませる

施術当日は、入浴を避けるのが好ましいです。なぜなら、入浴によって、皮膚の血流が増えて、赤みや内出血が悪化する恐れがあるからです。一般的に施術後6～7時間後からはシャワーは可能と言われています。ただし、赤みなどの炎症が翌日以降も続くようであれば、赤みや腫れの悪化につながるのでシャワーで済ませることをおすすめします。

翌日～7日程度

施術後の翌日から7日程度にかけての気をつけるポイントは次のとおりです。

• 保湿やスキンケアを徹底する
• 日焼け止めで紫外線対策をする

保湿やスキンケアを徹底する

施術の翌日以降から徐々に炎症は治まってきますが、皮膚が回復する過程でかゆみ皮むけがおこり、肌も乾燥状態に陥ります。乾燥状態からの肌トラブルを避けるためにも、美容パックや高保湿の化粧水や美容液で、いつも以上に保湿ケアを徹底が大切です。

化粧水や美容液を塗るときは、手でこすったり叩いたりせずに、成分を肌に馴染ませるように優しく手で押さえるようにしましょう。

日焼け止めで紫外線対策をする

施術後は肌がダメージを受けており、肌がデリケートな状態です。皮むけによって新しい皮膚も露出してきているので、紫外線を浴びると、シミや色素沈着の原因になります。施術翌日以降は、日焼け止めを塗っても問題ないので、夏場以外でも日焼け止めや日傘、帽子などで紫外線対策を心がけましょう。

ダウンタイム中の3つの注意点

ダウンタイムが長引かないために、3つの注意点を紹介します。注意点は次のとおりです。

• 肌への刺激に気を付ける
• 赤みが引くまでは血行を促進させないようにする
• 刺激の強いスキンケアアイテムの使用は避ける

①肌への刺激に気を付ける

ダウンタイム中は肌がデリケートは状態です。日々のケアで無意識に摩擦を与えている場合もあります。例えば、念入りにクレンジングを行うことやタオルで擦る、化粧水を叩き込むなどです。また、濃いめのメイクも肌に負担をかけます。肌トラブルを避けるためにも、いつもより薄めのメイクかノーメイクがおすすめです。

洗顔料はよく泡立ててから使用し、洗顔後ふき取るときはタオルを使用せず、テッシュを優しく押し当てることで肌への摩擦を減らすことができます。普段以上に肌への刺激は注意を払いましょう。

②赤みが引くまでは血行を促進させないようする

赤みがあるうちは、炎症が続いている可能性があります。血行を促進するような行動は炎症を悪化させかねません。具体的には次の行動です。

• 激しい運動
• 長時間の入浴
• サウナ
• 飲酒

上記の行動は血行がよくなり、肌の赤みが増す原因になりますので注意が必要です。

③刺激の強いスキンケアアイテムの使用は避ける

刺激の強いスキンケアアイテムも肌に刺激を与えてしまします。具体的には次のとおりです。

• ビタミンA配合
• ビタミンC配合
• ピーリング用品
• レチノール
• ハイドロキノン

上記美容成分以外にもアルコール成分配合にも注意が必要です。アルコール成分も肌への刺激が強く、色素沈着などを起こす原因になります。施術後はスキンケアアイテムの成分にも気を配りましょう。

ダウンタイム中のアフタースキンケア方法3選

ダウンタイム中のアフタースキンケアを以下3選ご紹介します。

• 高保湿ものを選ぶ
• 低刺激のものを選ぶ
• 鎮静パックを使用する

高保湿のものを選ぶ

施術後は肌が乾燥状態に陥っているので、保湿ケアが最も大切です。ヒアルロン酸配合やセラミド配合の高保湿ケアができるアイテムがおすすめです。ワセリンも保湿効果が高く、皮膚に油の幕を作り、傷の治癒を促進する効果が期待できます。

低刺激のものを選ぶ

肌に刺激を与えないためにも、スキンケアアイテムは低刺激のものを選びましょう。具体的には、敏感肌用や赤ちゃんでも使用できる洗顔フォームの使用やミネラルコスメなどの使用がおすすめです。

また、美容クリニックではドクターズコスメを扱っているところも多いので、不安な方はクリニック推奨のスキンケア商品を使用するのも安心です。気になる方はカウンセリング時に相談してみましょう。

鎮静パックを使用する

鎮静パックとは、施術後に炎症を抑え、赤みや腫れを緩和させる目的で使用する特別なパックです。通常、施術後12時間は肌にないもしないのがよいのですか、医療機関で取り扱っている「鎮静パック」なら、施術後すぐに使用できます。ダウンタイムの短縮効果が期待できるのでおすすめです。

ダーマペンの経過とダウンタイムの過ごし方のまとめ

ダーマペン施術後の症状別の経過からダウンタイムの過ごし方、アフタースキンケアまで解説してきました。ダウンタイムは、おおよそ1週間程度ですが、ダウンタイム中の過ごし方によってダウンタイムの期間が変わってきます。ダウンタイムを長引かせないためにも、肌への刺激になることは避け、徹底した保湿ケアが重要です。ダウンタイム中の適切な肌ケアを心がけて、ダウンタイムの短縮を目指しましょう。