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【保存版】ダーマペンって何?効果や期間、料金を徹底解説!

2022.09.29

ダーマペンは、肌の黒ずみや毛穴の改善、ニキビ跡などの凸凹肌の改善におすすめできる美容医療です。
しかし、実際の効果や痛み、相場について不安を抱えている人はお多いのではないでしょうか。

本記事では、ダーマペンの効果や期間、料金の相場について詳しく解説いたします。

ダーマペンとは

ダーマペンとは、細い針で肌に小さな穴を開け、傷が治る回復過程で肌トラブルを改善する治療方法です。
肌に小さな穴を開けることによって、肌本来の持つ「自然治療力」を高める効果が期待できます。

皮膚が傷つくことで、エラスチンやコラーゲンなどが増加し、肌のハリや弾力が変わると考えられています。

ダーマペンの仕組み

ダーマペンは、ペン状の形をした医療機器です。
ダーマペンの持つスペックは下記の通りです。

  • 1秒間に約120回の振動
  • 16本の細い針
  • 針の太さ33G(外径0.2ミリメートル、内径0.07ミリメートルが基準)

機械に取り付けられた16本の針が1秒間に約120回振動します。
そのため、1秒間に開けられる穴の数は1920個ほどで、症状や治療内容に応じて到達深度を細かく調整できるのもダーマペンの大きな特徴です。

ダーマペンで小さな穴を無数に開けることで、顔全体に塗り込んだ薬剤を肌の深い部分に浸透させることができます。

ダーマペン4とは?従来のダーマペンとの違いは?

従来ではダーマペン3が主流でしたが、近年ではダーマペン4が新たに導入されました。

ダーマペン4は、オーストラリアの企業が開発した新型機器です。
米国FDAの諸諾を得ており、従来のダーマペン3よりも高い効果と安全性が評価されています。
また、施術中に伴う痛みの強さも緩和されたと言われています。

さらに、針の本数が増え、振動も高速化したことから施術時間が短縮しました。

ダーマペン4 ダーマペン3
針の本数 16本 12本
最大深度 3.0mm 2.5mm
1秒間に開ける穴の数 1920個 1300個

ダウンタイムとは?

ダーマペンを使用することで、施術後に「ダウンタイム」という症状が現れます。
ダウンタイムの主な症状は下記の通りです。

  • 施術箇所に赤みが出る
  • ヒリヒリした痛みが現れる
  • 腫れる
  • 出血する

これらの症状は、2日ほど続く場合が多く、生活に支障が出る場合は、日程を調整して仕事の休み前に施術を受けるなどといった工夫が必要です。
また、施術後は、化粧・飲酒・日焼け・日焼け止め・洗顔なども行うことができません。

ダウンタイムや注意事項についてしっかりと理解した上で施術を受けましょう。

ニキビ跡に効果的

ダーマペンは、ニキビ跡に効果が期待できます。
ダーマペンを治療することで効果が期待できるニキビ跡は下記の通りです。

  • 色素沈着したニキビ跡
  • 凸凹のニキビ跡

色素沈着したニキビ跡

ニキビができると、炎症後色素沈着という現象が起こる可能性があります。
これは、ニキビができたことで肌のダメージを避ける際にメラニンが過剰に分泌されることで起きる現象です。

ニキビができた肌はターンオーバーが遅くなってしまいます。
そこで、過剰に分泌されたメラニンを体の外へ排出することができず、ニキビ跡がそのまま色素沈着して留まってしまうのです。

そこで、ダーマペンを使用することによって、肌のターンオーバーを正しい周期に整えることで色素沈着が改善されます。
しかし、1回の施術で改善するわけではないため、効果が出るまで定期的に通院することが重要です。

凸凹のニキビ跡

ダーマペンは、凸凹のニキビ跡にも効果が期待できます。

凸凹のニキビ跡には、アクネ菌によって肌が損傷され、表皮成分がなくなることで肌が完全に修復されず発生します。
そこで、ダーマペンでコラーゲンの生成を促し、正常に生成されることで効果が期待できるのです。

凸凹のニキビ跡は、良質な化粧品や洗顔などで改善することができないため、ダーマペンでの治療が最もおすすめとされています。

また、ダーマペンの機種によっては、それぞれの患者の症状に応じて針の深さを帰ることができます。
例えば、軽度の色素沈着のニキビ跡の場合は針を浅くしたり、重度のクレーター状のニキビ跡の場合は深く刺したりすることが可能です。

効果は、症状や患者によって異なるため、自分の肌に最適な施術方法を確認しておきましょう。

毛穴を目立ちにくくする効果がある

ダーマペンを使用することで、毛穴を目立たなくする効果が期待できます。
毛穴に期待できる効果は下記の通りです。

  • 角栓の除去 ・黒ずみの改善
  • クレーターの改善
  • いちご鼻の改善

ダーマペンは、施術回数を重ねることによって、肌の角栓や古くなった角質が排出されやすくなります。
肌に付着した余計な老廃物が排出されやすくなることで、毛穴が引き締まり、なめらかな肌が期待できます。

また、小さくなった毛穴は新たな角栓に発展しづらくなり、黒ずみの予防もすることができるのです。

ダーマペンがおすすめな人の特徴

ダーマペンがおすすめな人は下記の通りです。

  • ニキビ跡や毛穴の開きが気になる人
  • シワやたるみが気になる人
  • 肌質を改善したい人
  • 極力日焼けをしない人
  • 長い目で施術を受けられる人

ダーマペンの治療をおすすめできる人は、明確な目的や継続した施術を受けられる人と言えるでしょう。
肌の状態や患者さんによって効果や通う期間は異なるため、コツコツと施術を続けていく必要があります。

また、ダウンタイムの症状について理解し、仕事や自身の生活スタイルに支障がないかも確認しておきましょう。

ダーマペンの期間/何回通う必要がある?

ダーマペンは、症状や患者によって施術回数や期間が異なります。
目安とされる回数や期間について解説いたします。

ダーマペンの通う期間

ダーマペンは、基本的に1〜2回の施術での圧倒的な効果は期待できません。
1回の施術でも、化粧のりやキメの改善は期待できますが、見た目の変化まではなかなか感じられないようです。

また、施術を受けた後の肌の回復を待つため3〜4週間ほど間隔を空けなければいけません。

個人差はありますが、症状が実感できるまでには半年から1年ほどと考えておきましょう。

ダーマペンの施術回数

ダーマペンの施術回数は症状や肌の状態によって異なります。
施術回数には個人差がありますが、効果を感じられる回数の目安をご紹介いたします。

主な症状 目安となる回数
ニキビ跡・肌質改善・毛穴 3〜6回
重度なニキビ跡・色素沈着 5〜10回
キメ・ハリ 1回〜2回

ダーマペンと組み合わせると効果が高い治療

ダーマペンと組み合わせて治療を行うことで、高い効果を期待できる治療は下記の通りです。

  • マッサージピール
  • ウーバーピール

表皮のターンオーバーを促す効果のあるウーバーピールやコラーゲンの生成を促すマッサージピールを、 ダーマペンの施術で肌に穴が状態で使用することによって、浸透度やピーリング効果が高まると考えられます。

ウーバーピール マッサージピール
治療の仕組み ・表皮のターンオーバーを促す

・低刺激

・真皮のコラーゲン生成を促す
使用する薬剤 Uber PRO PRX-T33
主成分 ・乳酸

・マンデル酸

・レゾルシノール

・過酸化水素

・コウジ酸

・トリクロロ酢酸

ダーマペンの料金相場

ダーマペンを施術するクリニック名と1回あたりの費用の相場を紹介いたします。

<顔1回あたりの施術費用>

湘南美容クリニック 19,800円〜(税込)
精心美容クリニック 29,700円〜(税込)
ガーデンクリニック 23,100円〜(税込)
東京美容外科 16,500円〜(税込)
共立美容外科 21,780円〜(税込)
エトワールレジーナクリニック 13,200円〜(税込)
TCB東京中央美容外科 19,800円〜(税込)

クリニックの選び方

ダーマペンは医療行為であるため、施術可能なクリニックのみでの対応となります。
クリニックによって施術内容や料金、アフターフォローなどが異なるため、下記のポイントに注意してクリニックを選びましょう。

通いやすさや予約の取りやすさ

ダーマペンの施術は回数は患者によって異なりますが、効果が現れるまで2〜8回ほど施術する方もいます。

予定より長い期間通うとなった場合でも、家から通いやすいクリニックやスケジュールに合わせて予約がとれるクリニックを選ぶと良いでしょう。

オプションが豊富かどうか

ダーマペンのオプションには、先ほど解説した「マッサージピル」や「ウーバーピール」、吸引式の麻酔「笑気麻酔」 に対応したクリニックがあります。

ダーマペンと組み合わせて行うことで、より高い効果が期待できるものや肌の悩みにアプローチするものなど様々な種類があります。

ダーマペンの施術に追加できるオプションが豊富なクリニックを選ぶのがおすすめです。

保証制度や施術実績

実績豊富なクリニックは、医師や看護師がスムーズに対応してくれる場合が多く、リラックスして施術が受けられます。

アフターフォローの充実や保証制度もあるところが多いため、初めての人でも安心して契約できるでしょう。

ダーマペンをする前に知っておきたい注意点

気になる箇所のコンプレックスや肌質改善に効果が期待できるダーマペンですが、 事前に知っておくべき注意点もあります。
ダーマペンを施術する前に知っておきたい注意点について解説いたします。

痛みがある可能性がある

痛みの感じ方には個人差がありますが、主に針の長さや速度によって痛みが変わると言われています。

骨に近い部分は針が浅く、骨のない部分は長めの針が使われます。
針の長さが長いほど痛みは感じやすく、肉の少ないおでこや頬骨部分は針の長さを短くしても痛みが感じやすいのです。

痛みを感じやすい部分は下記の通りです。

  • フェイスライン
  • おでこ
  • 鼻の頭
  • 頬骨

しかし、近年使用されているダーマペン4では大幅に痛みが軽減されています。
さらに、多くのクリニックでは麻酔クリームや笑気麻酔などを用意しているため、大きな痛みはないと言えます。

痛みの感じ方には個人差があるため、どうしても気になる場合は担当医に相談して処置を施してもらうと良いでしょう。

治療期間が長くなる可能性がある

施術頻度には個人差がありますが、一般的には3〜5回の施術回数が好ましいと言われています。
肌の状態によって異なりますが、1回の施術よりも繰り返し施術することで高い効果が発揮されやすいことを覚えておきましょう。
また、肌の回復を待つための施術間隔も人によって異なります。

自身の肌に合った施術回数や施術間隔を担当医師と相談して決めることが重要です。

ダウンタイムについて知っておく

ダウンタイムは、肌の自己治療力を高めるために必要な症状です。
肌の回復力を高めるための一時的な症状で、時間の経過とともに治ります。
またダウンタイムの期間は、ダーマペンの針を刺す深さによって異なります。

針の深さに伴う日数の目安は下記の通りです。

針の深さ 0.2mm 0.8mm 1.5mm
症状 ニキビ ニキビ跡・毛穴・たるみ クレーター・色素沈着
ダウンタイムの日数 2日程度 2〜3日程度 4〜7日程度

一般的には施術から1週間程度経つとダウンタイムが落ち着きます。
ダウンタイムの落ちつきと同時に肌質にも変化が現れるため効果を感じることができるでしょう。

また、ダウンタイムの症状が現れれている時は、過度な運動やサウナ、アルコールの摂取は控えることが重要です。

ダーマペンのリスクを減らすためにできること

ダーマペンによって肌が荒れてしまったり、色素沈着してしまったりするリスクもあります。
こういったリスクを避けるためには施術後のスキンケアや体への気遣いが大切です。

丁寧に保湿する・・・肌のバリア機能が高まり、施術後の腫れや赤みなどの症状を緩和する効果が期待できる
紫外線対策・・・施術後の肌は紫外線に弱く炎症してしまう可能性が高いため、日焼け止めや日傘などで対策する
体温を上げすぎない・・・体温の上昇により、赤みが増す場合があるため、入浴は避けてシャワー程度にする

ダーマペンの施術を受けた後の肌は、乾燥や紫外線、体温の上昇などによってダウンタイムの症状が悪化してしまう場合があります。

担当医師のアドバイスや注意事項を良く聞いて、施術後は安静に過ごしましょう。

【ダーマペン】まとめ

ダーマペンは、ニキビや色素沈着などの肌トラブルの悩みを解消する効果が期待できます。
自分自身で改善することが困難な肌トラブルを根本から治療し、肌の生まれ変わりをサポートしてくれる美容医療です。

また、ダーマペンで治療した肌は新たな老廃物や角栓が溜まりにくく、ケアをし続けることで継続して美肌を維持することができます。

注意事項やダウンタイムについてよく理解した上で施術を行い、自分の理想とする肌を手に入れましょう。

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