シミ取りレーザーは何回で効果が出る?種類別の回数目安と料金 2026.08.28 ブログ 「シミ取りレーザーって、結局何回通えばいいの?」——クリニックの検討段階で、よくいただく疑問です。 先に結論をお伝えします。必要な回数を大きく左右するのは、機器の性能よりも「シミの種類」です。 おおまかな目安は次のとおりです。 老人性色素斑(濃くて境界のはっきりしたシミ):1〜3回 そばかす(雀卵斑):3〜5回 肝斑(かんぱん):低出力の照射や内服と組み合わせて5〜10回以上 ADM(後天性真皮メラノサイトーシス):3〜7回以上、間隔も長め 炎症後色素沈着(PIH):レーザーが第一選択ではない 脂漏性角化症(盛り上がったシミ):Qスイッチ・ピコ秒レーザーでは取り切れないことが多く、別の治療を検討 「1回でかなり薄くなることがある」のは、基本的にいちばん上の老人性色素斑だけです。ここを取り違えたまま照射を受けると、「何回通っても変わらない」「かえって濃くなった」という結果になりかねません。 この記事では、エイトビューティークリニック(東京都新宿区・新宿御苑前駅徒歩1分)が、シミ6種類 × レーザー4種類のクロス早見表を軸に、回数・間隔・料金相場・施術後の経過・主なリスクを整理します。 【自由診療に関する大切なお知らせ】 美容目的のシミ治療(シミ取りレーザー・レーザートーニング・医療用IPL・内服など)は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費診療)です。本記事の回数・料金はいずれも一般的な目安・相場であり、効果やダウンタイムには個人差があります。 この記事でわかること シミの種類別「何回で効果が出るか」の目安と通院間隔 シミの種類 × レーザーの種類の早見マトリクス 料金相場と総額シミュレーション、取り放題プランの注意点 かさぶた・色素沈着の経過と、主なリスク・副作用・ダウンタイム 目次1 結論:シミ取りレーザーの回数目安【早見表】1.1 「1回で消える」と言えるシミは限られます2 なぜ回数に差が出るのか?シミの「深さ」と「性質」2.1 レーザーがシミに効く仕組み(メラニンに選択的に反応する)2.2 表皮のシミと真皮のシミで必要回数が変わる2.3 肌が生まれ変わる時間を待つため、間隔は4〜8週が基本3 【シミの種類別】何回で効果が出る?3.1 老人性色素斑(日光黒子):1〜3回が目安3.2 そばかす(雀卵斑):3〜5回・目立たなくする方向3.3 肝斑:5〜10回以上/高出力照射は悪化リスク【最重要】3.4 ADM(後天性真皮メラノサイトーシス):3〜7回以上・間隔3〜4か月3.5 炎症後色素沈着(PIH):レーザーが第一選択ではない3.6 脂漏性角化症(盛り上がったシミ):Qスイッチ・ピコ秒では取り切れないことが多い3.7 自分のシミはどれ?セルフチェック表(最終判断は診察で)4 【レーザーの種類別】回数・ダウンタイム・料金の違い4.1 シミの種類 × レーザーの種類 早見マトリクス4.2 Qスイッチレーザー(ルビー/Nd:YAG):濃いシミを1〜3回で4.3 ピコ秒レーザー:ダウンタイムを抑えやすい4.4 低出力Nd:YAG照射(いわゆるレーザートーニング):肝斑・くすみに5〜10回4.5 医療用IPL(フォトフェイシャル):薄いシミ・くすみ全体に5回前後4.6 機器・お薬の国内承認と適応外使用について(誠実にお伝えしたいこと)5 施術後の経過と回数の間隔【時系列】5.1 当日〜2週間:赤み・かさぶた・保護テープ5.2 約1か月:炎症後色素沈着が出ることがある(47〜64%の報告)5.3 3〜6か月:色素沈着が薄くなっていく/次の照射の判断5.4 きれいに仕上げるためのアフターケア4か条6 料金の目安と「回数×料金」の総額シミュレーション6.1 1個あたり(スポット照射)の料金相場6.2 シミ取り放題プランの相場と注意点6.3 レーザートーニング/IPLのコース料金相場6.4 総額シミュレーション(4ケース)6.5 エイトビューティークリニックで受けられるシミ関連メニュー(税込)6.6 保険は使える?自由診療との違い7 主なリスク・副作用・ダウンタイム7.1 起こりうる副作用7.2 施術を受けられない・延期する場合がある方8 回数を重ねても効果を感じないときに考えられること8.1 1. 炎症後色素沈着の時期かもしれない8.2 2. シミの種類の見立てが違っていた可能性(肝斑・ADMの混在)8.3 3. レーザー以外の選択肢を組み合わせる8.4 4. まず、受けた医療機関に相談を9 よくある質問(FAQ)10 まとめ:回数は「機器」ではなく「診断」で決まる11 新宿でシミのご相談は、エイトビューティークリニックへ 結論:シミ取りレーザーの回数目安【早見表】 まずは種類別の目安を一覧で確認しましょう。ご自身のシミがどれに当てはまりそうか、思い浮かべながらご覧ください。 シミの種類 見た目の特徴 主な治療の方向性 回数の目安 間隔の目安 老人性色素斑(日光黒子) 平坦で黄褐色〜褐色。境界がはっきりした卵円形 Qスイッチ/ピコ秒レーザーのスポット照射 1〜3回 かさぶたが取れて肌が落ち着いてから(4〜8週) そばかす(雀卵斑) 鼻まわり・頬に散らばる小さな褐色斑 スポット照射/低出力照射/医療用IPL 3〜5回(低出力照射なら4〜6回) 3〜4週 肝斑(かんぱん) 頬骨〜目の下に左右対称、境界が不明瞭でもやっと広がる 低出力照射や医療用IPL+内服(高出力照射は避ける) 5〜10回以上 1〜2週または2〜4週(方針により) ADM(後天性真皮メラノサイトーシス) 頬骨・額・鼻翼などに左右対称の青灰〜褐色斑 Qスイッチ/ピコ秒レーザー(深部まで届く設定) 3〜7回以上 3〜4か月(3〜6か月あけることも) 炎症後色素沈着(PIH) ニキビ跡・虫刺され跡などの後にできた褐色斑 原則レーザーは第一選択でない。遮光・外用・内服で経過観察 ― 3〜6か月で自然に軽快することが多い 脂漏性角化症(老人性疣贅) 盛り上がっている。表面がざらつく・いぼ状 CO2(炭酸ガス)レーザー・凍結療法など別の治療 1回で処置できることが多い(再発あり) ― ※上記は各医療機関の公表値をもとにした一般的な目安であり、公的に定められた基準ではありません。シミの濃さ・深さ・範囲・肌質により、必要な回数や反応には個人差があります。 「1回で消える」と言えるシミは限られます 「シミ取りレーザーは1回で消える」という表現が当てはまり得るのは、表皮にメラニンが集まっている濃い老人性色素斑のケースです。それでも「1回で必ずなくなる」わけではなく、かさぶたが取れた後に一時的に色が戻ったように見える時期(後述する炎症後色素沈着)を経て、数か月かけて落ち着いていくのが一般的です。 一方、そばかす・肝斑・ADM・PIHは、1回の照射で解決するタイプのシミではありません。 特に肝斑は、強い照射でかえって悪化する報告があり、扱いに注意が必要です。 なぜ回数に差が出るのか?シミの「深さ」と「性質」 同じ「シミ」なのに、1回で済むものと10回以上かかるものがあるのはなぜでしょうか。理由は大きく3つあります。 レーザーがシミに効く仕組み(メラニンに選択的に反応する) シミ取りレーザーは、メラニン色素に吸収されやすい波長の光を、ごく短時間で照射する治療です。光を吸収した色素は瞬間的な熱や衝撃で細かく壊れ、その破片が体の代謝(ターンオーバー)によって少しずつ運び出されます。 周囲の皮膚へのダメージを抑えつつ狙った色素だけを壊すため、機器ごとに波長・パルス幅(照射時間の短さ)・フルエンス(出力)を設計します。つまりレーザー治療は「当てれば消える」ものではなく、色素の位置と量に合わせて条件を設計する治療です。 表皮のシミと真皮のシミで必要回数が変わる 皮膚は大きく、表面側の表皮と、その下の真皮に分かれます。 表皮にあるシミ(老人性色素斑・そばかすなど):光が届きやすく、比較的少ない回数で反応しやすい 真皮にあるシミ(ADMなど):深い位置にあるため光が届きにくく、複数回に分けて少しずつアプローチする必要がある ADMの回数目安が3〜7回以上と多く、しかも間隔を3〜4か月あけることがあるのは、この「深さ」が理由です。深部への照射は肌への負担も大きいため、十分に回復を待ってから次に進みます。 肌が生まれ変わる時間を待つため、間隔は4〜8週が基本 壊れた色素は、肌のターンオーバーに乗って排出されます。照射直後より、数週間経ってからの方が変化を実感しやすいのはこのためです。 一般的に、シミ取りレーザーの照射間隔は4〜8週が目安とされます。低出力照射(いわゆるレーザートーニング)は肌への負担が小さいぶん2〜4週ごと、逆にADMのような深部の治療では3〜4か月あけることもあります。 一般に、間隔を詰めすぎることは推奨されません。 炎症が残った肌に重ねて照射すると、色素沈着のリスクが上がるためです。回数を完走するには、肌の回復を待つスケジュール設計が欠かせません。 【シミの種類別】何回で効果が出る? ここからは、シミの種類ごとに詳しく見ていきます。 老人性色素斑(日光黒子):1〜3回が目安 平坦で黄褐色から褐色の、卵円形の斑として現れるシミです。長年の日光曝露によって生じるもので、いわゆる「シミ」として相談の多いタイプです(参考:MSDマニュアル プロフェッショナル版「色素沈着」)。 治療の中心は、Qスイッチレーザーやピコ秒レーザーによるスポット(ピンポイント)照射です。色素が表皮に集まっていて境界も明瞭なため反応しやすく、回数の目安は1〜3回。1回の照射でしっかり反応するケースも珍しくありません。 医学的にも、日光黒子に対しては有効性が示されているレーザー・光治療機器があり、治療を希望する患者に「強く推奨できる(推奨度1)」とされています(出典:美容医療診療指針〔令和3年度 厚生労働科学研究、日本皮膚科学会・日本形成外科学会・日本美容皮膚科学会〕)。シミの中では、治療方針が比較的固まっているタイプといえます。 ただし、老人性色素斑だと思っていたものに肝斑が重なっているケースは少なくありません。この場合、通常どおりの高出力照射を行うと肝斑側が悪化する可能性があります。 そばかす(雀卵斑):3〜5回・目立たなくする方向 鼻まわりや頬に小さな褐色斑が多数散らばるタイプで、遺伝的な要因が関与するとされます。紫外線を浴びると濃くなりやすく、再発しやすいのが特徴です。 治療はスポット照射・低出力照射・医療用IPLのいずれか、あるいは組み合わせで行われます。回数の目安は3〜5回(低出力照射中心なら4〜6回)、間隔は3〜4週程度が一般的です。 数が多く体質的な背景もあるため、「完全になくす」より「目立ちにくくして、その状態を維持する」という考え方が現実的です。治療後も遮光を続けることが、結果を保つうえで重要になります。 肝斑:5〜10回以上/高出力照射は悪化リスク【最重要】 この記事で最もお伝えしたいのが肝斑です。 肝斑は、顔面に生じる境界が不整な暗褐色の色素沈着斑で、妊娠中の女性や経口避妊薬を使用している方に多く見られます。日光曝露もリスク要因とされ、機能が亢進したメラノサイトによるメラニンの過剰産生が背景にあると考えられています(参考:MSDマニュアル プロフェッショナル版)。 ここで重要なのが、強い刺激に弱いという性質です。 公的な指針の記載 高フルエンス(高出力)でのQスイッチルビーレーザー/Qスイッチアレキサンドライトレーザーの照射では、強い炎症が惹起されて肝斑が悪化することが報告されています。 一方、細胞障害が少なくメラノソームを選択的に破壊できる低フルエンスのQスイッチNd:YAGレーザー(いわゆるレーザートーニング)や医療用IPLが用いられ、推奨度2(弱く推奨する/提案する)とされています。 (出典:美容医療診療指針〔令和3年度 厚生労働科学研究、日本皮膚科学会・日本形成外科学会・日本美容皮膚科学会〕) この「推奨度2」という表現は正確に受け取る必要があります。「レーザートーニングで肝斑が治る」という意味ではありません。 益と害のバランス、患者さんの価値観や負担、コストを考慮したうえで「選択肢として提案できる」というレベルの推奨です。 また、肝斑治療の基本は外用・内服にあります。第一選択として、ハイドロキノン、トレチノイン、外用ステロイドの3剤併用が挙げられ、レーザーはこの外用療法との併用で検討されている技術であり、単独の標準治療ではないと整理されています(MSDマニュアル)。トラネキサム酸の内服は、比較試験で中等症〜重症の肝斑の改善が示されている一方、中止すると再発する可能性にも触れられています。 以上を踏まえた、肝斑の現実的な進め方は次のとおりです。 高出力のスポット照射は行わない(悪化・白斑のリスク) 低出力照射や医療用IPLを、内服・外用・遮光と組み合わせて重ねる 回数の目安は5〜10回以上、間隔は1〜2週または2〜4週(方針により異なります) 「消す」より「濃くなりにくい状態にコントロールする」発想で、長期戦を前提にする ADM(後天性真皮メラノサイトーシス):3〜7回以上・間隔3〜4か月 両頬骨部・前額・鼻翼などに、左右対称に生じる青灰色〜褐色の斑です。肝斑と見た目が似て混同されやすいのですが、色素が真皮(深い層)にあるという決定的な違いがあります。 深部の色素にアプローチする必要があるため、回数の目安は3〜7回以上(ピコ秒レーザーで3〜5回とする医療機関もあります)。特徴的なのは間隔で、3〜4か月(場合により3〜6か月)あけることがある点です。月1回のペースでは進まないため、治療期間が年単位になることを想定しておく必要があります。 肝斑とADMは治療方針が大きく異なり、両方が混在していることも珍しくありません。「左右対称のもやっとしたシミ」を自己判断で肝斑と決めつけるのは危険で、診察による鑑別が欠かせない領域です。 炎症後色素沈着(PIH):レーザーが第一選択ではない 損傷や炎症に続発して生じる色素沈着です。ニキビ跡、虫刺され跡、やけど跡、摩擦、そしてレーザー照射後にも生じます。 ここは誤解が多いところです。PIHに対して、レーザー照射は原則として第一選択ではありません。 PIHは「炎症の結果」として生じているため、そこにさらに炎症を加える処置は悪循環になりかねないからです。 基本方針は徹底した遮光・外用・内服による経過観察で、3〜6か月かけて自然に軽快していくことが多いとされています。「消えないからレーザーを重ねる」という発想が、かえって遠回りになる典型例です。 脂漏性角化症(盛り上がったシミ):Qスイッチ・ピコ秒では取り切れないことが多い 良性の色素性病変で、原因は不明。高齢者に生じる傾向があり、皮膚面に張り付いているような外観で、表面は疣(いぼ)状・ビロード状・蝋様と表現されます(参考:MSDマニュアル プロフェッショナル版「脂漏性角化症」)。最大の特徴は、平坦ではなく盛り上がっていることです。 指で触ってザラつく・引っかかる感触があるなら、このタイプの可能性があります。重要なのは、メラニンを標的とするQスイッチレーザーやピコ秒レーザーでは、盛り上がった組織そのものには対応しにくいという点です。色は薄くなっても凹凸が残る、あるいは再発することがあります。 この場合の選択肢は、CO2(炭酸ガス)レーザー・凍結療法・削皮など、組織ごと処置する方法です。多くは1回の処置で対応できますが、再発することもあります。なお、病変の数や状態によっては保険適用となる場合があります。 自由診療で受ける前に、まず診断を受ける価値が高いタイプです。 自分のシミはどれ?セルフチェック表(最終判断は診察で) 診察前の見当をつけるための整理です。あくまで目安であり、診断ではありません。 こんな見え方・触り心地 考えられるタイプ 治療の方向性 境界がはっきりした褐色の斑。平坦。頬骨や額など日光の当たる場所 老人性色素斑 スポット照射(1〜3回) 小さい斑点が鼻まわりに多数。子どもの頃からある。夏に濃くなる そばかす 低出力照射・IPL(3〜5回) もやっと左右対称。境界が不明瞭。妊娠・ピル・こすり過ぎで濃くなった気がする 肝斑 低出力照射・IPL+内服(5〜10回以上) 頬骨に左右対称。青みがかったグレー〜茶。20代以降に出てきた ADM 深部照射(3〜7回以上・長期) ニキビ跡・虫刺され跡・やけど跡が茶色く残っている 炎症後色素沈着 遮光・外用・内服で経過観察 触るとザラザラ・ポコッと盛り上がっている 脂漏性角化症 CO2レーザー・凍結療法など 複数のタイプが同時に存在していることは、よくあります。 「頬の老人性色素斑」と「その周囲の肝斑」が重なっていれば、同じ顔の中でも部位ごとに出力や方法を変える必要があります。回数の見積もりは、この見極めの後で初めて立てられるものです。 【レーザーの種類別】回数・ダウンタイム・料金の違い ここからは機器側の話です。まず、本記事の看板となるクロス表をご覧ください。 シミの種類 × レーザーの種類 早見マトリクス シミの種類 \ 機器 Qスイッチレーザー(ナノ秒) ピコ秒レーザー 低出力Nd:YAG(レーザートーニング) 医療用IPL(フォトフェイシャル) 老人性色素斑 ◎ 主力。1〜3回 ◎ 主力。1〜3回 △ 補助的。変化は穏やか ○ 薄いものに。5回前後 そばかす ○ 数が多いと負担大 ○ 3〜5回 ○ 4〜6回 ◎ 広範囲に。5回前後 肝斑 × 高出力照射は悪化の報告あり △ 高出力のスポット照射は避ける。低出力モードなら選択肢 ○ 推奨度2。5〜10回以上 ○ 推奨度2。設定に注意 ADM ◎ 深部に届く設定で3〜7回以上 ○ 3〜5回(間隔3〜4か月) △ 補助的 × 深部には届きにくい 炎症後色素沈着(PIH) × 原則行わない × 原則行わない △ 慎重に検討する場合あり △ 慎重に検討する場合あり 脂漏性角化症(隆起) × 隆起には対応しにくい × 隆起には対応しにくい × × 凡例:◎=中心的な選択肢になりやすい/○=選択肢になり得る/△=条件つき・補助的/×=適さない、または推奨されない ※肝斑の推奨度は美容医療診療指針(令和3年度)による。推奨度2は「弱く推奨する(提案する)」の意味であり、治癒を保証するものではありません。回数はすべて一般的な目安で、効果には個人差があります。 この表から読み取っていただきたいのは、「万能なレーザーは存在しない」という一点です。濃い老人性色素斑に強い機器が、肝斑では悪化要因になり得ます。だからこそ、機器選びの前に診断があるという順番になります。 Qスイッチレーザー(ルビー/Nd:YAG):濃いシミを1〜3回で ナノ秒(10億分の1秒)単位で照射する、シミ治療の定番と言える機器群です。代表的なものに694nmのQスイッチルビーレーザー、532nm/1064nmのQスイッチNd:YAGレーザーがあります。国内で承認された機器があり、太田母斑など一部の疾患では保険適用となる場合もあります。 得意:境界の明瞭な濃い老人性色素斑、ADMなどの深部病変 回数の目安:老人性色素斑で1〜3回、ADMで3〜7回以上 ダウンタイム:かさぶたができ、10日〜2週間ほどで自然に剥がれます。保護テープが必要な場合があります 注意:熱の影響が比較的大きく、炎症後色素沈着が起こる頻度は高め(次章の数値を参照) ピコ秒レーザー:ダウンタイムを抑えやすい ピコ秒(1兆分の1秒)単位という、さらに短い時間で照射する機器です。照射時間が極端に短いぶん、周囲に広がる熱を抑えながら衝撃波で色素をより細かく砕けるとされ、かさぶたが軽く済みやすい・ダウンタイムを抑えやすい傾向があります。回数の目安は老人性色素斑で1〜3回、ADMで3〜5回程度です。ただし「必ず少ない回数で済む」わけではなく、シミの種類による向き不向きはQスイッチレーザーと同じです。 ピコレーザーの照射モード別(スポット/トーニング/フラクショナル)の詳しい回数の目安は、専用記事にまとめています。 → ピコレーザーは何回でシミが消える?効果と回数の目安 低出力Nd:YAG照射(いわゆるレーザートーニング):肝斑・くすみに5〜10回 出力を抑えたレーザーを、顔全体など広範囲に、複数回に分けて浅く重ねる照射方法です。一度に強く壊すのではなく、弱い刺激を積み重ねてメラニンを少しずつ減らしていきます。前述のとおり、肝斑に対しては、細胞障害が少なくメラノソームを選択的に破壊できる低フルエンスのQスイッチNd:YAGレーザーやIPLが用いられ、推奨度2(弱く推奨する)とされています。回数の目安は5〜10回以上、間隔は1〜2週または2〜4週です。 得意:肝斑、くすみ、薄いシミ、そばかす ダウンタイム:かさぶたはできにくく、細かなマイクロクラストが数日で自然に取れる程度 注意:即効性はありません。 通い切れるかどうかが結果を左右します。また、過剰な回数・出力では色素脱失(白斑)のリスクも指摘されています 医療用IPL(フォトフェイシャル):薄いシミ・くすみ全体に5回前後 レーザーが単一の波長を使うのに対し、IPLは幅広い波長を含む光を、顔全体などの広い範囲に当てる治療です。メラニンだけでなく赤み(ヘモグロビン)にも作用しやすく、シミ・そばかす・くすみ・赤みを一度にトーンダウンさせたい方に向きます。 回数の目安:5〜10回(月1回程度)。一般的に3〜6回で変化を実感しやすいとされます 間隔:3〜4週 ダウンタイム:濃い部分が一時的に濃くなって数日でポロポロ取れる(マイクロクラスト)程度で、メイクが比較的早くできるのが利点 注意:濃く境界のはっきりしたシミには、スポット照射より効率が劣ることがあります エイトビューティークリニックでは、この医療用IPL(フォトフェイシャル)をメニューとしてご用意しています(料金は後述)。「濃い1個」より「顔全体の薄いシミ・くすみ」が悩みの方には、はじめの一歩として検討しやすい選択肢です。 機器・お薬の国内承認と適応外使用について(誠実にお伝えしたいこと) シミ治療に使われる機器には、国内で薬機法(医薬品医療機器等法)の承認を受けたものがあります。たとえばピコ秒レーザーの中には、「深在性及び浅在性色素性病変の治療並びに刺青の除去」を使用目的として承認されている機器があります。一方で、次の点も知っておいていただきたい事実です。 承認を受けた機器であっても、承認された使用目的の範囲外で用いる「適応外使用」となる場合があります(例:くすみや小じわなど美容目的での使用) 美容医療で使われる機器の中には、国内未承認で、医師の個人輸入により導入されているものもあります。未承認機器を用いる場合は、その旨・入手経路・国内承認機の有無・諸外国での安全性情報の説明を受けられるかが確認ポイントです 内服薬・外用薬も同様です。トラネキサム酸やビタミンC製剤は国内で承認された医薬品ですが、シミ・肝斑を目的とした処方は、承認された効能・効果の範囲外(適応外使用)となる場合があります 適応外使用や未承認機器の使用は、直ちに「危険」「効果がない」という意味ではなく、医師の責任のもとで行われる美容医療の一般的な運用です。ただし、患者さんが知ったうえで選べることが重要だと考えています。カウンセリングでは「使用する機器・お薬は国内承認か」「その用途は承認範囲内か」を遠慮なく質問してください。 施術後の経過と回数の間隔【時系列】 「何回か」と同じくらい気になるのが「その間、肌はどうなるのか」です。スポット照射を受けた場合の一般的な経過を、日数で追っていきます。 時期 肌の状態 照射当日 赤み・ヒリつき・軽い腫れ。施術によっては保護テープを貼ります 〜3日後 かさぶた(またはマイクロクラスト)が形成されます 10日〜2週間後 かさぶたが自然に剥がれ落ちます。 保護テープは10日目までは貼り続けるのが基本 約1か月後 炎症後色素沈着(PIH)が現れることがあります(=一時的に濃く見える時期) 3〜6か月後 PIHが徐々に薄くなっていきます。この経過を見てから次の照射を判断します (参考:品川美容外科「シミ取りレーザーの経過とアフターケア」ほか) 当日〜2週間:赤み・かさぶた・保護テープ 照射直後は、輪ゴムで弾かれたような刺激の後に熱感と赤みが出ますが、多くは数時間〜数日で落ち着きます。濃いシミへのスポット照射では、照射部位に保護テープを貼る運用が一般的です。テープは外気・紫外線・摩擦から守り、色素沈着を抑えるための処置で、上からメイクができるかは医療機関により運用が異なります。施術前に確認しておくと予定が立てやすくなります。 数日でできたかさぶたは、10日〜2週間で自然に剥がれ落ちます。 かさぶたを無理に剥がさないでください。 自分で剥がすと、色素沈着や瘢痕(はんこん)が残るリスクが高まります。 「もう取れそうだから」と指で触ってしまうのは、よくある失敗パターンです。洗顔もこすらず泡でやさしく、自然に取れるのを待ちましょう。 約1か月:炎症後色素沈着が出ることがある(47〜64%の報告) かさぶたが取れてきれいになった——と思った矢先、1か月ほど経って再び茶色く見えてくることがあります。これが炎症後色素沈着(PIH)です。「失敗した」と感じる方が多い時期ですが、珍しいことではありません。 国内の研究データがあります。 老人性色素斑へのレーザー治療後の炎症後色素沈着について、128例158部位を対象に後ろ向きに調べた研究では、PIHの発症率は半波長QスイッチNd:YAGレーザー(532nm)で47.0%、Qスイッチルビーレーザー(694nm)で64.1%と報告されています(Qスイッチルビーレーザーの方が有意に高い)。この研究では、肝斑合併例・濃い色素斑・大きい色素斑では、発症率のより低い半波長QスイッチNd:YAGレーザーの使用が望ましいと結論づけられています。 (出典:佐藤卓士ほか「老人性色素斑に対するレーザー治療に伴う炎症後色素沈着の発症についての後ろ向き研究:Qスイッチルビーレーザーと半波長QスイッチNd:YAGレーザーの比較」日本レーザー医学会誌 37(1):24-29, 2016) つまり、少なくとも老人性色素斑へのQスイッチ照射では、約半数前後に起こり得る想定内の経過ということです(発生率は機器・条件・個人により異なります)。あらかじめ知っておけば、必要以上に不安にならずに済みます。 3〜6か月:色素沈着が薄くなっていく/次の照射の判断 PIHは、3〜6か月かけて徐々に薄くなっていくことが多いとされています。この期間に大切なのは、遮光を徹底して色素沈着を長引かせないことです。 そして「1回目でどこまで反応したか」は、PIHが落ち着いた後でなければ判断しにくいものです。濃く見えている時期に焦って追加照射を重ねると、炎症を上塗りすることになりかねません。次の照射の要否は経過を見てから決める——これが回数を無駄にしないための基本です。 きれいに仕上げるためのアフターケア4か条 遮光を徹底する:日焼け止め・日傘・帽子・時間帯の工夫。SPFはUV-B、PAはUV-Aを防ぐ指標です(参考:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」) 保湿をしっかり:保湿を怠るとバリア機能が下がり、色素沈着のリスクが高まります こすらない:洗顔・タオル・メイク落としでの摩擦は、肝斑・PIHの大敵です かさぶたを剥がさない:自然に取れるのを待ちます 料金の目安と「回数×料金」の総額シミュレーション 回数がわかったら、次は総額です。以下はすべて2026年8月時点の各医療機関の公表情報をもとにした一般的な相場であり、エイトビューティークリニックの料金ではありません。 1個あたり(スポット照射)の料金相場 内容 料金の目安(税込) 小さいシミ 1個 3,000〜10,000円程度 大きいシミ 1個 10,000〜30,000円程度 サイズ制の例(1cmまで/2cmまで) 11,000円/22,000円 個数セットの例(3個/10個) 7,800〜9,800円/24,800円 サイズ制(cm単位)と個数制(1個いくら/◯個セット)があり、どちらが有利かはシミの数と大きさで変わります。 シミ取り放題プランの相場と注意点 内容 料金の目安(税込) 顔全体・1回の取り放題プラン(例) 49,800円 手の甲・1回のプラン(例) 67,000円 個数制限のない完全な取り放題の相場 70,000〜130,000円程度(100,000円前後が中心) 取り放題プランには、確認すべき条件があります。 契約前に次の点をチェックしてください。 個数・サイズの上限(「◯mm以下のシミのみ」「◯個まで」などの制限) 対象部位(顔全体か、一部か)/ 施術時間の上限 照射モードの指定(どの機器・どのモードが使われるか) 肝斑・ADMは対象外であることが一般的(むしろ対象外であることが医学的には妥当です) アフターケア・再照射・薬代が含まれるか 「取り放題」という言葉の印象だけで判断せず、条件を数字で確認することが大切です。 レーザートーニング/IPLのコース料金相場 内容 料金の目安(税込) レーザートーニング(頬)1回/5回 5,500円/26,480円 レーザートーニング(全顔)1回/5回 8,750円/40,530円 ピコ秒レーザーによるトーニング 1回/5回 7,800〜13,750円/41,650〜60,500円 相場レンジ 1回 8,000〜25,000円程度、5回コースで4〜10万円程度 医療用IPL(フォトフェイシャル)1回/5回 13,750〜22,000円/60,500〜96,800円 総額シミュレーション(4ケース) 回数と1回料金を掛け合わせると、おおよその見通しが立ちます。 ケース 想定回数 概算総額(相場ベース・税込) 濃い老人性色素斑を1個だけ治療 1〜3回 約5,000〜30,000円 顔全体の薄いシミ・そばかすを医療用IPLで 5回 約60,000〜100,000円 肝斑を低出力照射+内服でコントロール 5〜10回 約40,000〜150,000円+内服代(月2,000円前後〜) シミが10個以上あり取り放題を利用 1回〜 約50,000〜130,000円 ※上記は2026年8月時点の一般的な相場であり、当院の料金ではありません。 料金は各医療機関により異なり、変更される場合があります。実際の費用は診察のうえでご案内します。すべて自由診療(自費)です。 エイトビューティークリニックで受けられるシミ関連メニュー(税込) 参考として、当院の公式料金表に掲載しているシミ関連メニューです(2026年8月時点)。当院で対応可能なシミ治療の内容・料金は、施術メニューの改定により変わることがあります。最新の取り扱いは公式料金表、または無料カウンセリングでご確認ください。 なお本記事のレーザーに関する記述は、特定の医療機関のメニューを指すものではなく、一般的な情報としての解説です。 メニュー 料金(税込) 内容 フォトフェイシャル(医療用IPL) 初回限定1回 15,000円 / 通常1回 31,900円 広範囲に光を照射し、シミ・毛穴・ニキビ跡など複数の肌トラブルにアプローチ 内服薬(1か月分) トラネキサム酸(500mg) 2,750円 / シナール 1,750円 / ユベラ 1,750円 / ハイチオール 1,750円 / タチオン(100mg) 2,200円 しみ・そばかす・肝斑のケアを目的に、診察のうえ処方する内服薬 ダーマペン4 1回(針・麻酔代込) 19,800円 肌質改善 ベルベットスキン 全顔1回(針・麻酔代込) 29,000円 ダーマペン+マッサージピール 白玉点滴(シングル/ダブル) 5,500円 / 10,000円 美容目的で行う点滴療法 ※すべて税込・自由診療(自費)です。初回限定価格はお一人さま1回限りの適用となります。表示価格のほかに初診料・薬剤費等が別途必要となる場合があります。最新の料金は当院の料金表をご確認ください。効果には個人差があります。 保険は使える?自由診療との違い 美容目的のシミ治療は、原則として健康保険が適用されない自由診療(自費診療)です。 ただし例外もあります。太田母斑・異所性蒙古斑・外傷性色素沈着症など一部の疾患へのレーザー治療や、脂漏性角化症の一部の処置は、診断や状況によって保険適用となる場合があります。「シミは全部自費」と決めつけず、まずは診断を受けることに意味があるのはこのためです。なお自由診療では、万一副作用が生じた場合の処置も自費となることがあります。 新宿エリアで比較検討されている方は、こちらもあわせてご覧ください。→ 新宿でシミ取りレーザーが受けられるクリニック 主なリスク・副作用・ダウンタイム 医療施術である以上、期待できることと同じだけ、リスクを正しく知っておく必要があります。 起こりうる副作用 赤み・ヒリつき・軽い腫れ:多くは数時間〜数日で軽快します かさぶた:数日で形成され、10日〜2週間で自然に剥がれます。無理に剥がすと色素沈着や瘢痕のリスクがあります 保護テープの貼付:施術によっては約10日間必要で、その間テープが目立つことがあります 炎症後色素沈着(PIH):照射後約1か月で一時的に濃く見えることがあり、3〜6か月かけて薄くなることが多いとされます。国内研究では老人性色素斑への照射後に47.0〜64.1%で発生との報告があります(機器により差) 白斑・色素脱失:まれに、照射部の色が抜けることがあります 肝斑の悪化:高出力照射により悪化するとの報告があります 水疱・やけど・瘢痕:まれに生じることがあります 再発:紫外線・ホルモン・摩擦の影響で、治療後に再びシミができることがあります 効果の個人差:複数回の治療を行っても、十分な変化が得られない場合があります 施術を受けられない・延期する場合がある方 妊娠中・授乳中の方 日焼け直後の方(1〜2か月の延期をおすすめする場合があります) 光線過敏症のある方、光感受性を高める薬剤を内服中の方 照射部位に感染・炎症がある方 ケロイド体質の方、その他医師が不適と判断した場合 適応の可否は、必ず診察のうえで判断します。持病・内服薬・過去の施術歴は、カウンセリングで正確にお伝えください。 なお、国民生活センターに寄せられる美容医療サービスの相談件数は、2023年度6,281件 → 2024年度10,744件と大きく増加しました(2025年度は7,944件。出典:国民生活センター「美容医療サービス(各種相談の件数や傾向)」、2026年5月31日までの登録分)。料金や回数だけでなく、リスクの説明を丁寧に受けられるかも医療機関選びの基準に加えてください。 回数を重ねても効果を感じないときに考えられること 計画どおり通ったのに変化を感じない——そんなときに整理したい4つの視点です。 1. 炎症後色素沈着の時期かもしれない 前述のとおり、照射後約1か月は一時的に濃く見える時期です。3〜6か月の経過を見てから評価するのが原則で、この時期に大切なのは追加照射ではなく遮光と保湿です。 2. シミの種類の見立てが違っていた可能性(肝斑・ADMの混在) 「老人性色素斑だと思っていたら肝斑が重なっていた」「肝斑だと思っていたらADMだった」は、実際によくあるケースです。見立てが違えば、機器や出力を変えても期待した変化につながりにくくなります。 むしろ肝斑に高出力を当て続ければ悪化のリスクもあります。回数を重ねても変化がないときは、まず診断を見直すのが近道です。 3. レーザー以外の選択肢を組み合わせる シミ治療は、レーザー単独で完結するものではありません。医療機関では次のような組み合わせを検討します。 内服:トラネキサム酸、ビタミンC(シナール)、ビタミンE(ユベラ)など。特に肝斑では外用・内服が治療の中心に位置づけられます 外用:ハイドロキノン、トレチノインなど(医師の指示のもとで使用) 医療用IPL:広範囲の薄いシミ・くすみ・赤みをまとめてトーンダウンさせる 肌質改善系の施術:毛穴や肌のざらつきも気になる方はフラクショナルレーザーの効果とダウンタイム、くすみ・ざらつきが主な悩みならハイドラフェイシャルの効果と持続期間もご検討ください 遮光:治療後も紫外線を浴び続ければ、シミは再びできることがあります(参考:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」) 「レーザーの回数を増やす」ではなく「組み合わせを変える」という発想が、結果的に総回数と総額を抑えることにつながるケースは少なくありません。 4. まず、受けた医療機関に相談を 自己判断で市販品を強く使ったり、別の機器の照射を急いで追加したりするのは避けてください。まずは施術を受けた医療機関に経過を見てもらうことが基本です。経過を診たうえで、間隔の調整・内服の追加・方針の変更を検討します。 よくある質問(FAQ) Q1. シミ取りレーザーは1回で消えますか? A. シミの種類によります。濃く境界の明瞭な老人性色素斑では1回の照射でも変化が出ることがありますが、そばかす・肝斑・ADMは複数回が前提です。老人性色素斑でも、かさぶたが取れた後に一時的に濃く見える時期を経てから落ち着くのが一般的な経過です。「必ず1回で消える」と言える治療ではなく、反応には個人差があります。 Q2. 何回くらい通えばよいですか?費用の総額はどのくらいですか? A. 目安は老人性色素斑1〜3回、そばかす3〜5回、肝斑5〜10回以上、ADM3〜7回以上です。総額の目安は、シミ1個で約5,000〜30,000円、医療用IPL5回で約60,000〜100,000円、肝斑の低出力照射5〜10回で約40,000〜150,000円+内服代(いずれも税込・一般的な相場で、当院の料金ではありません)。すべて自由診療(自費)です。 Q3. 通う間隔はどのくらいですか? A. 一般的には4〜8週です。低出力照射(レーザートーニング)は2〜4週(1〜2週ごととする医療機関もあります)、深部のADMでは3〜4か月あけることがあります。肌の回復を待つ必要があるため、間隔を詰めすぎることはおすすめできません。 Q4. かさぶたはいつ取れますか?保護テープはいつまで貼りますか? A. かさぶたは10日〜2週間で自然に剥がれ落ちるのが一般的です。保護テープは10日目までは貼り続けるのが基本とされています。無理に剥がすと色素沈着や瘢痕のリスクがあるため、自然に取れるのを待ってください。テープの上からのメイクの可否は医療機関により運用が異なります。 Q5. 施術後にシミが濃くなりました。失敗でしょうか? A. 炎症後色素沈着(PIH)の可能性があります。照射後約1か月で現れ、3〜6か月かけて薄くなることが多い経過です。国内の研究では、老人性色素斑への照射後に47.0〜64.1%で発生したと報告されています(機器により差)。決してまれな現象ではありません。ただし自己判断せず、受けた医療機関に相談してください。 Q6. 肝斑にレーザーを当てても大丈夫ですか? A. 高フルエンス(高出力)のQスイッチ照射では、強い炎症により肝斑が悪化することが報告されています。 美容医療診療指針では、細胞障害の少ない低フルエンスのQスイッチNd:YAGレーザーや医療用IPLが推奨度2(弱く推奨する)とされています。「レーザーで治る」という位置づけではなく、外用・内服・遮光と組み合わせて長期にコントロールする考え方が基本です。自己判断せず、まず診断を受けてください。 Q7. 保険は使えますか? A. 美容目的のシミ治療は自由診療(自費)です。 ただし、太田母斑・異所性蒙古斑・外傷性色素沈着症など一部の疾患へのレーザー治療や、脂漏性角化症の一部の処置は、診断や状況によって保険適用となる場合があります。適用の可否は診察により判断されます。 Q8. 痛みはありますか?メイクはいつからできますか? A. 照射時は「輪ゴムで軽く弾かれる程度」の刺激と表現されることが多く、麻酔クリームで対応する医療機関もあります。メイクは、赤みが引き、かさぶたが自然に剥がれてからが基本です。保護テープを貼っている部位の扱いは医療機関の指示に従ってください。医療用IPLのようにダウンタイムの短い施術では、比較的早くメイクができる場合があります。 まとめ:回数は「機器」ではなく「診断」で決まる シミ取りレーザーが何回必要かは、シミの種類によって1回から10回以上まで大きく開きます。 老人性色素斑:1〜3回。指針でもレーザー・光治療が推奨度1 そばかす:3〜5回。目立ちにくくして維持する発想で 肝斑:5〜10回以上。高出力照射は悪化の報告あり。低出力照射・IPL+内服が推奨度2 ADM:3〜7回以上、間隔3〜4か月の長期戦 PIH:レーザーは第一選択でない。遮光・外用・内服で3〜6か月 脂漏性角化症:CO2レーザー・凍結療法など別の治療。保険適用の可能性も この見立てを間違えると、回数や費用が余計にかかるだけでなく、悪化を招くこともあります。 逆に言えば、最初の診断が正確であるほど、必要な回数と総額の見通しは立てやすくなります。 「どの機器が優れているか」ではなく「自分のシミに何が必要か」——これが、シミ治療で後悔しないための考え方です。なお本記事の回数・料金はすべて一般的な目安であり、効果・経過には個人差があります。 新宿でシミのご相談は、エイトビューティークリニックへ エイトビューティークリニックは、新宿御苑前駅から徒歩1分の美容医療クリニックです。医師・有資格の医療従事者が、まずシミの種類を見極めるところからご相談をお受けしています。 カウンセリングは無料です。まずはシミの種類の見極めと、必要な回数・費用の目安からご案内します(施術を受けられる場合は、別途 初診料・薬剤費等が必要となることがあります) 完全予約制・完全個室。周囲を気にせずご相談いただけます 強引な勧誘はいたしません。 回数・費用の目安と、リスク・ダウンタイムを率直にご説明します 受付は21時まで(土日祝も対応)。 4〜8週間隔で複数回通う治療だからこそ、続けられる通いやすさを大切にしています 当院でご提供しているシミ関連の治療は、医療用IPL(フォトフェイシャル:初回限定1回15,000円/通常1回31,900円・税込)、内服薬(トラネキサム酸500mg 2,750円/月、シナール1,750円/月ほか・税込)、ダーマペン4・ベルベットスキン、白玉点滴などです(2026年8月時点の公式料金表より)。取り扱いメニューは改定されることがあるため、最新の内容・料金は公式料金表または無料カウンセリングでご確認ください。 いずれも自由診療(自費)で、効果には個人差があります。主なリスク・副作用・ダウンタイムは本記事の該当章をご確認ください。 ■ 医院情報(お問い合わせ先) 名称:エイトビューティークリニック 新宿院 所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿2-1-11 御苑スカイビル8F アクセス:東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」徒歩1分/「新宿三丁目駅」徒歩5分 電話:03-5362-7023 受付時間:11:00〜21:00(土日祝対応。最新の受付時間・休診日は公式サイトをご確認ください) ご予約・お問い合わせ:お電話、またはエイトビューティークリニック公式サイトの予約ページ・LINEより承っています(完全予約制・カウンセリング無料) 料金:当院の料金表はこちら 「このシミは何回くらいかかる?」「肝斑かもしれないけど大丈夫?」——そんな段階のご相談で構いません。まずはシミの種類の見極めから、一緒に整理していきましょう。 あわせて読みたい ピコレーザーは何回でシミが消える?効果と回数の目安 新宿でシミ取りレーザーが受けられるクリニック 本記事の監修 エイトビューティークリニック 東京都新宿区・新宿御苑前駅徒歩1分の美容医療クリニック。医療脱毛・ハイフ・ダーマペン・医療ダイエット等を、有資格の医療従事者が完全予約制・完全個室で提供。 〔監修: エイトビューティークリニック 代表・美容カウンセラー 芥野 由美子〕 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を保証するものではありません。施術の適応・効果・リスクには個人差があります。詳しくは医師にご相談ください。 参考・出典 美容医療診療指針(令和3年度 厚生労働科学研究補助金/日本皮膚科学会・日本形成外科学会・日本美容皮膚科学会): https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/biyo2v.pdf 美容医療診療指針(令和元年度 厚生労働科学特別研究事業): https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/biyosinryo.pdf 佐藤卓士ほか「老人性色素斑に対するレーザー治療に伴う炎症後色素沈着の発症についての後ろ向き研究:Qスイッチルビーレーザーと半波長QスイッチNd:YAGレーザーの比較」日本レーザー医学会誌 37(1):24-29, 2016: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jslsm/37/1/37_jslsm-37_0002/_article/-char/ja MSDマニュアル プロフェッショナル版「色素沈着」: https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/ MSDマニュアル プロフェッショナル版「脂漏性角化症」: https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/ 環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」: https://www.env.go.jp/content/900410650.pdf 国民生活センター「美容医療サービス(各種相談の件数や傾向)」: https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/biyo.html 消費者庁「美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口について」: https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/information_002 厚生労働省「医療広告ガイドライン(令和6年9月13日最終改正)」: https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001304536.pdf ※料金相場は2026年8月時点の各医療機関公式サイト調べです。料金は変更される場合があります。 白玉点滴は何回で効果を実感できる?頻度・料金・持続期間まとめ 一覧に戻る other column other column その他の記事 2026.08.28シミ取りレーザーは何回で効果が出る?種類別の回数目安と料金 シミ取りレーザーは何回で効果が出るのか、老人性色素斑・そばかす・肝斑・ADMなどシミの種類別と、Qスイッチ・ピコ秒・トーニング・IPLの機器別に回数の目安を早見表で解説。料金相場と総額の目安、かさぶたや色素沈着の経過、主なリスクまで新宿の美容医療クリニックがまとめます。 2026.08.24【部位別一覧】医療脱毛の痛みはどこが強い?麻酔と対策も解説 医療脱毛の痛みは部位でどう違う?VIO・ヒゲ・ワキ・顔・すねなど全身の痛みレベルを一覧表で比較し、痛みが強くなる理由、麻酔クリーム・笑気麻酔の効き方と費用相場、自分でできる対策、リスク・料金の目安まで、新宿御苑前の美容医療クリニックが解説します。 2026.08.10フラクショナルレーザーの効果・ダウンタイム・料金相場を徹底解説 フラクショナルレーザーの効果・回数の目安・ダウンタイム・料金相場を、新宿御苑前の美容医療クリニックがわかりやすく解説。毛穴やニキビ跡クレーター・小じわへの作用、CO2など種類の違い、色素沈着などのリスク、ダーマペン・ポテンツァとの違いまでまとめます。 2026.07.02VIO医療脱毛は何回で完了?効果実感までの目安と回数 VIO医療脱毛は何回で完了するのか、目的別(自己処理が楽・ツルツル/ハイジニーナ)の回数の目安や効果を実感できる時期、毛周期と照射間隔、部位別の違い、痛みと麻酔、料金相場、リスクまで、新宿御苑前の美容医療クリニックがわかりやすく解説します。 2026.06.30【2026年最新】PDF-FD療法とは?効果・回数・料金を徹底解説 新宿御苑前の美容医療クリニックが、PDF-FD療法とは何かをわかりやすく解説。自己血(血漿)由来の成長因子注入の効果・効果が出るまでの目安・回数・料金相場・ダウンタイム・副作用、PFC-FDやヒアルロン酸との違いまで医師の視点で整理します。 2026.06.23エラボトックスは何回で小顔効果が出る?持続期間と料金まとめ エラ(咬筋)ボトックスは何回で小顔効果が出る?1回でも出ますが定着には3〜4回が目安。効果が出始める時期(1〜2週間〜)・持続(3〜6ヶ月)・間隔・料金相場・リスク・承認/未承認の注意まで新宿の美容医療クリニックが解説します。 2026.06.21脂肪溶解注射の効果はいつから?回数・部位別の目安を解説 脂肪溶解注射の効果はいつから出るのか、必要回数や部位別の目安、料金相場、リスク・副作用、未承認医薬品の注意点まで、新宿の美容医療クリニックがわかりやすく解説します。効果には個人差があります。 2026.06.21ピコレーザーは何回でシミが消える?効果と回数の目安 ピコレーザーは何回でシミが消えるのか、老人性色素斑・そばかす・ADM・肝斑などシミの種類別に回数の目安を解説。効果が出る時期、料金相場、リスクや副作用、肝斑への注意点まで、新宿御苑前の美容医療クリニックがわかりやすくまとめます。 Access Access アクセス