部分痩せしたいならどれ?医療ダイエットの選び方を部位別・施術別に解説 2026.09.04 医療ダイエット 「体重は落ちたのに、あご下だけ残っている」「二の腕とお腹だけどうにかしたい」——全身ではなく“ここだけ”を変えたいという目的で医療ダイエットを調べ始める方は少なくありません。 先に結論をお伝えします。部分痩せの施術は「①脂肪細胞を減らす」「②皮膚を引き締める」「③筋肉を増やす」の3つの方向に分かれます。 脂肪溶解注射も医療ハイフも医療用EMSも、狙っているものが違います。そのため、自分の悩みの原因を取り違えると、どれを選んでも満足しにくくなります。 たとえば、あご下のもたつきが皮膚のたるみによるものだった場合、脂肪だけを減らしても思うような輪郭にはなりにくいことがあります。「どの施術が優れているか」ではなく「自分の原因は何か」から選ぶ——これが部分痩せで遠回りしないための考え方です。 この記事で分かること: 部分痩せが自力では難しい理由と、内臓脂肪は局所施術では減らないという前提 悩みの原因が「脂肪/たるみ/筋肉/むくみ」のどれかを見分ける考え方 脂肪溶解注射・医療ハイフ・キャビテーション・脂肪冷却・医療用EMSの違いと向き不向き あご下・二の腕・お腹・太ももの部位別の考え方と、総額で比べる費用の見方 主なリスク・ダウンタイムと、国内承認状況の正確なところ(当院で用いる薬剤の開示を含む) ### 【本記事の前提】 – 本記事は一般的な情報提供を目的とした解説で、特定の施術を推奨したり、他の医療機関・事業者を評価したりするものではありません。 – 取り上げる施術はいずれも公的医療保険が適用されない自由診療(自費診療)で、費用は全額自己負担です。効果・経過には個人差があり、適応の可否は医師の診察で判断します。 – 脂肪溶解注射に用いられる薬剤には国内で薬事承認されていないものが含まれます。当院で用いるカベリンも該当します(本文で開示しています)。 目次1 なぜ「部分痩せ」は自力では難しいのか1.1 お腹の場合:内臓脂肪は局所施術では減らない2 その悩み、原因は本当に「脂肪」ですか?3 部分痩せの主な施術——一覧で比較する4 ① 脂肪細胞に働きかける注射(脂肪溶解注射・痩身注射)4.1 仕組みと、効果が見えるまでの時間4.2 「スルリム注射」もこのグループに含まれます4.3 国内で承認された脂肪溶解注射薬は存在しません(当院で用いるものを含む)5 ② 機器で脂肪と皮膚に働きかける(医療ハイフ・キャビテーション・脂肪冷却)5.1 医療ハイフ(HIFU)——「たるみが主因」のときの選択肢5.2 HIFUは「医師が行う行為」と国が示しています5.3 キャビテーション——面で働きかける超音波の施術5.4 脂肪冷却——国内で承認された医療機器が存在する領域6 ③ 筋肉に働きかける(医療用EMS)7 番外:全身から見直す選択肢——内服という考え方8 【部位別】あご下・二の腕・お腹・太もも——何を選ぶか8.1 あご下(二重あご)——脂肪かたるみか、混在も多い8.2 二の腕——面積と回数の現実を先に知る8.3 お腹——皮下脂肪か内臓脂肪かで打ち手が変わる8.4 太もも——面積が広く、総額が膨らみやすい8.5 部位別早見表9 施術の選び方——5つの判断軸10 費用の考え方——「1回いくら」で比べない11 主なリスク・副作用・ダウンタイム(施術別)11.1 未承認の医薬品・機器については、説明を受けてから判断を12 新宿で部分痩せを相談するなら——当院で選べる選択肢12.1 標準的な費用(税込)12.2 診察で見るのは「どの施術か」より先に「原因は何か」13 よくある質問(FAQ)13.1 Q1. 部分痩せは本当にできますか?13.2 Q2. お腹の脂肪はどの施術で減りますか?13.3 Q3. 注射と機器、どちらが早く結果が出ますか?13.4 Q4. エステのキャビテーションやハイフとどう違いますか?13.5 Q5. ダウンタイムが取れません。何を選べますか?13.6 Q6. 何回くらい通う必要がありますか?13.7 Q7. 総額はどう見積もればいいですか?13.8 Q8. 未承認の薬や機器を使うと聞きましたが、大丈夫でしょうか?13.9 Q9. エイトビューティークリニックでスルリム注射は受けられますか?14 まとめ:「どれが効くか」より「原因は何か」から選ぶ15 カウンセリングのご案内|エイトビューティークリニック(新宿御苑前) なぜ「部分痩せ」は自力では難しいのか 食事や運動でエネルギー収支をマイナスにすると体は脂肪を分解しますが、その分解は特定の部位を狙って起きるわけではなく、全身から進んでいくと考えられています。腹筋運動でお腹の脂肪だけが選択的に落ちるわけではない、というのはよく知られた話です。どこが残りやすいかには体質やホルモン、遺伝的な脂肪のつき方が影響します。「体重は減ったのに気になる部位だけ残った」という状態は、自己管理が足りないから起きるとは限りません。 医療ダイエットの部分痩せは、この原則の外側から働きかける発想です。その部位の脂肪細胞に薬剤や物理的刺激を直接届ける/その部位の皮膚に熱を加える/その部位の筋肉を収縮させる——いずれも局所へのアプローチであり、「体重を◯kg落とす」ための施術ではありません。 お腹の場合:内臓脂肪は局所施術では減らない もっとも誤解が生じやすいのがお腹です。お腹まわりの脂肪には、皮膚のすぐ下にある皮下脂肪と、腹腔内で内臓のまわりにつく内臓脂肪があります。局所施術が届くのは皮下脂肪だけで、内臓脂肪は注射や機器の局所施術で減らせるものではありません。 内臓脂肪は食事・運動・生活習慣といった全身のエネルギー収支に反応しやすいとされ、健診で指摘される腹囲や脂質・血糖の指標とも関わります。「つまめないのに出ているお腹」は内臓脂肪型の可能性があるため、局所施術を重ねても納得のいく結果になりにくくなります。医療機関では、お腹の相談でまず「つまめるかどうか」を確認します。ここを整理せずに施術を決めることはありません。 その悩み、原因は本当に「脂肪」ですか? 部分痩せの選択でもっとも重要なのが、この見極めです。原因は大きく4つに整理できます。 原因 見分け方の目安 考え方 皮下脂肪 指で厚くつまめる。押すと柔らかく、体重の増減に連動する 脂肪細胞に働きかけるアプローチ(注射系・脂肪冷却)が検討対象 皮膚のたるみ 上を向いたり皮膚を軽く引き上げたりすると悩みが軽く見える 引き締めを狙う医療ハイフが検討対象 筋肉量・姿勢 つまめる脂肪は薄いが輪郭が崩れて見える。猫背・骨盤の傾きがある 医療用EMSや運動・姿勢の見直しが土台になる むくみ・骨格 朝夕で太さが変わる/靴下の跡が残る。あごの骨格や舌骨の位置の影響 脂肪ではないため、脂肪を減らす施術の対象にならない とくに注意したいのが、たるみが主因の方が脂肪だけを減らすケースです。支えていた体積が減ることで、かえって緩んで見えることがあります。 あご下やフェイスラインで起きやすく、「脂肪を減らしたのに輪郭がすっきりしない」という不満の一因になります。 相談前のセルフチェックは、①厚くつまめるか ②引き上げると変わるか ③朝夕で変わるかの3点で十分です。この3点を伝えられるだけでカウンセリングの精度は上がります。「痩せたい」ではなく「ここが、こういうときに、こう気になる」という伝え方が、適切な選択につながります。 部分痩せの主な施術——一覧で比較する 優劣ではなく「何に働きかけるか」で読んでください。 脂肪溶解注射・痩身注射 医療ハイフ(HIFU) キャビテーション 脂肪冷却 医療用EMS 何に働きかけるか 脂肪細胞そのもの 狙った深さへの熱作用(引き締め)、機種により脂肪層 超音波で広い面積の脂肪層へ 冷却による脂肪細胞への作用 筋肉の収縮 効果実感の目安 腫れが引く1〜2週間後から。最終評価は1〜3ヶ月 引き締めは比較的早い。脂肪へは1〜3ヶ月 数回の積み重ね 1〜3ヶ月 数回重ねてから ダウンタイム 腫れ・内出血・痛み・硬結(数日〜2週間。しびれは1ヶ月以上のことも) 赤み・むくみ・軽い痛み(数時間〜数日) 比較的軽い 赤み・むくみ・一時的な感覚の鈍さ ほぼなし(筋肉痛のような感覚) 回数・間隔 1ヶ月以上あけて複数回 3〜6ヶ月ごと 複数回 部位ごとに複数回 週1〜2回ペースで複数回 向く部位 あご下、局所の“つまめる”脂肪 顔〜あご下、面積のあるボディ 面積の広いボディ 局所のつまめる脂肪 お腹・太ももなど大きな筋群 国内承認 国内で薬事承認された脂肪溶解注射薬はありません(当院のカベリンを含む) 機種により異なります(国内未承認の機器が用いられる場合があります) 機種により異なります 国内承認を受けた機器が存在します 機種により異なります 苦手なこと 広い面積、たるみが主因のケース 脂肪が薄い部位、ピンポイントの微調整 ピンポイントの微調整 つまめない部位、内臓脂肪 脂肪そのものを減らすこと ※一般的な傾向の整理です。使用する薬剤・機器・出力によって内容は変わります。 ① 脂肪細胞に働きかける注射(脂肪溶解注射・痩身注射) 仕組みと、効果が見えるまでの時間 脂肪溶解注射は、脂肪細胞の細胞膜に作用する薬剤を皮下脂肪へ直接注射する施術です。代表的な成分が胆汁酸の一種であるデオキシコール酸で、注射部位では脂肪細胞が壊れ(アディポサイトリシス)、その残骸や遊離した脂質がマクロファージなどの働きで時間をかけて処理・排出されていくと説明されます。 押さえておきたいのは、施術後の腫れ・熱感・痛みが、この組織反応の一部だという点です。異常ではなく仕組みの一部であるため、腫れが引くまでは結果を評価できません。 施術直後はむしろ一時的に太く見えることがあります。 時期 起きること 直後〜数日 腫れ・熱感・痛み・内出血。むくみで一時的に太く見えることがある 1〜2週間 腫れが落ち着き、変化が見えはじめる 1〜3ヶ月 組織反応が落ち着き、最終的な評価ができる 硬結・しびれ 1ヶ月以上続くことがある(部位・量による) 回数は1ヶ月以上の間隔をあけて複数回が基本です。米国の承認薬の用法でも「1ヶ月以上あけて最大6回まで」と定められており、1回で完結する設計の施術ではありません。 仕組みと回数の詳細は別記事で整理しています。 → 脂肪溶解注射の効果はいつから?回数・持続期間の目安 「スルリム注射」もこのグループに含まれます 広告で見かけるスルリム注射も、このデオキシコール酸系の脂肪溶解注射のグループに位置づけられます。名称は薬剤名や一般名ではなく、特定の医療機関が提供しているメニューの呼称として広まったもので、用いられる薬剤は国内未承認の医薬品とされています。 なお、デオキシコール酸を有効成分とする薬剤としては米国で承認された医薬品(KYBELLA®、2015年4月承認)がありますが、承認されているのは顎下部への使用のみで、日本国内では承認されていません。 成分・承認状況・副作用のデータ・料金の考え方など、スルリム注射そのものについては別記事で詳しく解説しています(当院では提供していない施術ですが、判断材料として中立に整理しています)。 → スルリム注射とは?効果・回数・料金の考え方とリスクを解説 国内で承認された脂肪溶解注射薬は存在しません(当院で用いるものを含む) 脂肪の減少を目的として注射する医薬品で、日本国内で薬事承認されたものはありません。 これはスルリム注射に限った話ではなく、当院で用いているカベリン(Kabelline)も同様です。当院分も同じ基準で開示します。 ### 【当院で用いる脂肪溶解注射(カベリン)について——未承認医薬品等に関する明示】 – 未承認医薬品である旨: カベリンは、日本国内で薬事承認を受けていない医薬品(未承認医薬品)です。 – 入手経路: 国内未承認の医薬品は、医師の責任において個人輸入される場合があります。当院で使用している製剤の具体的な入手経路については、カウンセリングの際にご説明します。 – 国内の承認医薬品等の有無: 同一の成分・性能を有する国内承認医薬品はありません。 – 諸外国における安全性等に係る情報: 米国FDAは2023年12月20日、FDA未承認の脂肪溶解注射(Aqualyx、Lipodissolve、Lipo Lab、Kabelline 等)について、永久的な瘢痕・重篤な感染症・皮膚の変形・嚢胞・深く痛みを伴うしこりといった有害事象の報告があるとして注意喚起を行っています。あわせて、FDAが承認しているデオキシコール酸注射薬はKYBELLA®のみで、顎下部以外の部位での使用は評価されていないとしています(FDA)。 – 公的救済制度: 未承認医薬品や個人輸入された医薬品による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象になりません。 当院がこの開示を行うのは、「他院の未承認は問題だが自院は別」という説明が成り立たないからです。脂肪溶解注射を検討する以上、この前提は誰にとっても共通です。そのうえで医師の診察で適応を判断し、リスクと想定される経過を説明したうえでご提案する——ここは必ず行う、というのが当院の考え方です。 なお当院にはもう一つリポジェクション(医療痩身注射)というメニューがあります。公式には「脂肪細胞の数を減らし痩身効果を促す注射」としてご案内しているもので、使用する薬剤の詳細・承認状況はカウンセリングの際に医師よりご説明します。 ② 機器で脂肪と皮膚に働きかける(医療ハイフ・キャビテーション・脂肪冷却) 医療ハイフ(HIFU)——「たるみが主因」のときの選択肢 ハイフ(HIFU)は高密度焦点式超音波の略で、超音波を狙った深さに焦点を結ばせて熱を発生させる技術です。虫めがねで光を1点に集めるイメージが近く、表面を大きく傷つけずに深い層へ熱を届けられる点が特徴とされます。熱による組織の収縮と、その後の創傷治癒過程で起きるコラーゲン産生への働きかけによって引き締め・輪郭の変化を狙います。機種や照射モードによっては、あご下などの脂肪層に照射する使い方もあります。 つまりハイフは、「脂肪を減らす施術」ではなく「引き締めを狙う施術」として理解するのが基本です。たるみの要素が大きい方には合いやすく、逆につまめる脂肪が厚い方が引き締めだけを繰り返しても変化を感じにくいことがあります。 回数・間隔は3〜6ヶ月ごとが目安で、赤み・むくみ・軽い痛みが数時間〜数日というのがダウンタイムの目安です。 HIFUは「医師が行う行為」と国が示しています ここは、部分痩せを検討するうえで知っておく価値の高い事実です。ハイフはエステティックサロンでも提供されており、「どちらで受けても同じでは」と考える方がいます。しかしこの点については、国の判断が示されています。 1. 消費者安全調査委員会 事故等原因調査報告書「エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故」(令和5年3月29日) 同報告書では、顔の一部のしびれや引きつれ、三叉神経の麻痺と診断された事例、神経・感覚の障害、熱傷といった被害が報告されています。そのうえで、HIFU施術を人体に危害を及ぼすリスクが高い施術と位置づけ、施術者が法規制で限定されるのを待つことなく、早急かつ広範に注意喚起を行う必要があると指摘しています(報告書PDF)。 2. 厚生労働省医政局医事課 通知(令和6年6月7日 医政医発0607第1号) 用いる機器が医療用であるか否かを問わず、HIFUを人体に照射し、細胞に熱凝固を起こさせ得る行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害を生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反する。 同通知では、医師による本行為は医療法に規定する医療提供施設において行うこととされ、違反情報を把握した場合は停止勧告等の指導を行い、悪質な場合は告発を念頭に警察と連携する方針も示されています(医師の指示を受けた看護師が診療の補助として行うことは可能とされています)(厚生労働省)。 つまり、HIFUをどこで受けるかは「好みの問題」ではなく「法令上の位置づけの問題」です。 自分が受けようとしている施術が、どのような資格を持つ人によって、どのような施設で行われるものなのか——ここは事前に確認しておくべき点です。 ※上記の通知はHIFUに関するものであり、他の美容機器すべてに同じ判断が示されているわけではありません。本記事では確認できた行政の判断の範囲でのみ記載しています。 キャビテーション——面で働きかける超音波の施術 キャビテーションは、超音波によって組織内に生じる気泡の作用を利用し、広い面積の脂肪層に働きかけることを狙った施術です。針を使わないため、注射系と比べて痛みやダウンタイムは軽い傾向があります。 キャビテーションについては、エステティックサロンでも提供されており、使用される機器や出力が医療機関のものと同じとは限りません。 機器の医療機器としての位置づけも製品によって異なります。「同じ名前の施術=同じ内容」ではないため、どの機器を、どのような出力で、誰が扱うのかを確認しておくと判断しやすくなります。 脂肪冷却——国内で承認された医療機器が存在する領域 脂肪冷却は、脂肪細胞が周囲の組織よりも冷却の影響を受けやすいとされる性質を利用し、専用機器で局所を冷却するアプローチです。つまめる皮下脂肪を吸引カップに収めて冷やす方式が代表的で、施術後1〜3ヶ月かけて変化を評価します。 この領域で特筆すべきは、国内で薬事承認を受けた医療機器が存在する点です。クールスカルプティング Elite は医療機器承認番号 22900BZX00410000 として承認されています(PMDA 添付文書)。 ここから読み取っていただきたいのは、「美容医療はすべて未承認」でも「医療機関のものはすべて承認済み」でもないということです。承認の有無は施術ごと・製品ごとに異なります。 だからこそ、検討している施術について個別に確認する意味があります。なお、当院では脂肪冷却の取り扱いはありません。 選択肢の全体像として紹介しています。 ③ 筋肉に働きかける(医療用EMS) 医療用EMSは、電磁や電気の刺激によって筋肉を強制的に収縮させる機器です。自分の意思では起こせない頻度・強度の収縮を短時間に繰り返すことで、筋肉量や基礎代謝の土台にアプローチすることを狙います。腹部・臀部・太ももなど大きな筋群のある部位が主な対象です。寝たまま受けられ、針を使わないためダウンタイムはほとんどありません。 ここで誤解が多いのが、EMSは脂肪細胞を減らすことを目的とした施術ではないという点です。 「EMSを受ければお腹の脂肪がなくなる」という期待でスタートすると評価がずれます。EMSが担うのは姿勢や体型の土台を整える役割で、皮下脂肪が主因の悩みとは役割が異なります。 回数は週1〜2回のペースで複数回が一般的です。筋肉へのアプローチである以上、トレーニングと同じく継続と間隔が意味を持ちます。 番外:全身から見直す選択肢——内服という考え方 「内臓脂肪が主体」「体重そのものから見直したい」という場合は、局所施術ではなく全身のアプローチが検討対象になります。当院ではリベルサス(一般名:セマグルチド)の内服による治療を行っています。 リベルサスは日本国内で2型糖尿病の治療薬として承認された医薬品ですが、美容・減量を目的とした使用は、承認された効能・効果の範囲外での使用(適応外使用)にあたります。この場合、公的医療保険は適用されず自由診療(全額自己負担)となります。 主な副作用: 吐き気・嘔吐・下痢・便秘・腹痛・食欲不振などの消化器症状が比較的多く報告されています。まれに膵炎、低血糖(他の血糖降下薬との併用時)、胆嚢・胆道の障害などが報告されています。 服用の前提: 医師の診察が必要で、起床時に空腹の状態で少量の水とともに服用し、その後一定時間の飲食を控えるという服用方法を守る必要があります。妊娠中・授乳中の方、妊娠を希望される方、一定の既往のある方には適さない場合があります。 公的救済制度: 適応外使用による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。 → リベルサス(内服GLP-1)についての解説 局所か、全身か。 ここを取り違えると時間も費用も遠回りになります。お腹の悩みで「つまめない」場合は、まずこの分岐から考えてみてください。 【部位別】あご下・二の腕・お腹・太もも——何を選ぶか 判断は主に「脂肪の厚み」「皮膚のたるみ」「面積」の3条件で決まります。 あご下(二重あご)——脂肪かたるみか、混在も多い あご下は皮下脂肪と皮膚のたるみが混在しやすい部位です。さらに下顎の骨格や舌骨の位置といった、脂肪でも皮膚でもない要素も見た目に影響します。脂肪が主因と考えられる場合は注射系や脂肪冷却が、たるみが主因と考えられる場合は医療ハイフが検討対象になります。混在している場合は、順序と間隔を医師が判断したうえで組み合わせを検討することがあります。 前述のとおり、たるみが主因の方が脂肪だけを減らすと、かえって緩んで見えることがあります。 あご下は「とりあえず脂肪を減らす」という発想がもっとも噛み合いにくく、原因の確認に意味がある部位です。 二の腕——面積と回数の現実を先に知る 二の腕は皮下脂肪に加え、筋肉量の不足が印象に影響しやすい部位です。面積はあご下より広く、上腕の後面全体が対象になります。注射系を選ぶ場合、あご下と同じ感覚で「1回受ければ変わる」と考えると期待と結果がずれます。面積に対して必要な量が増えるため回数がかさみ、総額も膨らみやすくなります。 土台として筋肉量にアプローチするEMSや運動を組み合わせる考え方もあります。 なお、デオキシコール酸を用いた注射について米国で承認されているのは顎下部への使用のみです。二の腕を含む顎下以外の部位は、承認の裏づけがある使い方ではないという前提を理解したうえで判断してください。 お腹——皮下脂肪か内臓脂肪かで打ち手が変わる つまめる皮下脂肪が厚い場合は局所施術(注射系・機器系)が検討対象になります。つまめないのに出ている場合は内臓脂肪型の可能性があり、局所施術では減りません。 食事・運動・全身へのアプローチ(内服治療を含む)が検討対象です。姿勢や腹圧の影響が大きい場合は、EMSや姿勢の見直しが土台になります。「お腹の脂肪」を一括りにしないことが、お腹の相談でもっとも重要な整理です。 太もも——面積が広く、総額が膨らみやすい 太ももは面積が広く脂肪量も多い部位で、前面・内側・後面・外側で悩みの出方も異なります。面積が広いということは、注射系では「単価 × 回数 × 部位数」が積み上がりやすいということです。「注射で太ももを細く」という発想は総額の面で現実的でないケースがあります。面で働きかける機器系や、大きな筋群に働きかけるEMSのほうが、面積との相性という点では検討しやすい選択肢です。 部位別早見表 部位 脂肪が主因なら たるみが主因なら 筋肉・姿勢が主因なら あご下 注射系(カベリン/リポジェクション)・脂肪冷却 医療ハイフ 骨格・舌骨位置の影響は施術で変えられない場合があります 二の腕 注射系(回数がかさみやすい) 医療ハイフ 医療用EMS・運動 お腹 注射系・機器系(つまめる皮下脂肪の場合) 医療ハイフ 医療用EMS・姿勢の見直し 太もも 機器系・注射系(総額が膨らみやすい) 医療ハイフ 医療用EMS・運動 ⚠️ お腹について: 内臓脂肪は局所施術では減りません。 つまめない場合は、食事・運動・全身へのアプローチが検討対象になります。 施術の選び方——5つの判断軸 悩みの原因(脂肪/たるみ/筋肉/むくみ) … 最優先の軸です。ここが合っていなければ、他の軸をどれだけ詰めても満足度は上がりません。 ダウンタイムをどこまで許容できるか … 注射系は腫れ・内出血が出るため予定との調整が必要で、硬結やしびれが1ヶ月以上続くこともあります。EMSや機器系は日常生活への影響が小さい傾向です。ただし「ダウンタイムが軽い=自分の悩みに合っている」ではありません。 通える回数・期間 … 注射系は1ヶ月以上あけて複数回、医療ハイフは3〜6ヶ月ごと、EMSは週1〜2回ペース。間隔を詰めれば早く結果が出るというものではありません。 総額(単価ではなく) … 「1回◯円」「初回◯円」だけを見て始めると、回数 × 部位数で想定を超えることがあります。 国内承認の有無をどう受け止めるか … 承認の有無は施術ごとに異なります。未承認だから受けてはいけないという話ではなく、説明を受けて納得したうえで判断することが求められる手順です。 選び方の流れは、①厚くつまめるか(つまめなければ内臓脂肪・姿勢・骨格・むくみを検討) → ②引き上げると変わるか(変わればたるみの要素) → ③原因に応じて注射系/ハイフ/EMSの方向を決める → ④面積で絞り込む(広い面積は機器系・EMS、局所は注射系) → ⑤ダウンタイム・通える頻度・総額で最終判断、という順序になります。診察では、この流れを医師が問診と視診・触診で確認していきます。「どの施術にしますか」ではなく「原因は何か」から始めるのが医療機関での手順です。 費用の考え方——「1回いくら」で比べない 注射系の費用は、次の式で見積もるのが実際的です。 1回あたりの単価 × 必要回数(目安3〜6回) × 施術部位数 + 初診料・カウンセリング料 単価が同じでも、あご下1部位を3回とあご下+二の腕の2部位を5回ずつでは総額が大きく変わります。単価だけを比べても意味がないのはこのためです。カウンセリングでは「自分の状態だと何回・何部位が想定されるか」を必ず確認し、総額を出してもらったうえで持ち帰って検討する——これが高額になりやすい自由診療での基本的な進め方です。 機器系は考え方が異なります。医療ハイフは照射範囲(頬のみ/全顔〜あご下/首まで)とショット数で料金が決まり、3〜6ヶ月ごとという間隔があるため、1年あたりの回数から年間の費用感を見積もるのが現実的です。EMSは1回あたりの時間で料金が決まる形式が一般的で、週1〜2回のペースから総額を考えます。 「初回◯円」という表示を見るときは、次の3点を確認してください。 確認事項 なぜ必要か 「初回」の定義 初回のみの価格か、初回コースの価格か。2回目以降の料金はいくらか 1部位・1回の範囲 「1部位」がどこからどこまでを指すか。範囲の定義は医療機関により異なります 追加費用の有無 初診料・カウンセリング料・薬剤費・麻酔費・アフターケア費が別途かかるか 初回価格は「試しやすさ」の設計であって、総額の目安ではありません。 ここを分けて理解するだけで、費用面の後悔はかなり減らせます。なお、本記事で扱った美容目的の施術はいずれも自由診療(自費診療)で、全額自己負担です。美容目的の場合、医療費控除も原則として対象外と考えられます。 主なリスク・副作用・ダウンタイム(施術別) 注射系(脂肪溶解注射・痩身注射) 高頻度: 注射部位の腫れ・むくみ、痛み、内出血、熱感、赤み、一時的なしびれ 一定の頻度: 硬結(硬いしこりのような触感)、結節、かゆみ 持続期間: 腫れ・痛み・内出血は数日〜2週間が目安。しびれや硬結は1ヶ月以上続くことがあります まれに: 感染、皮膚の潰瘍・壊死、脱毛、注射部位周囲の神経症状。顎下への施術では、下顎縁神経への影響による左右非対称の笑顔・顔面の筋力低下、および嚥下のしにくさの報告があります(米国承認薬の添付文書に記載) 未承認製剤に固有のリスク: 前掲のFDA注意喚起(2023年12月20日)のとおり、永久的な瘢痕・重篤な感染症・皮膚の変形・嚢胞・深く痛みを伴うしこりの報告があります ※上記のうち承認薬に関する記載は米国で承認されている医薬品の添付文書に基づく情報であり、日本の美容クリニックで用いられる各製剤のデータではありません。成分・濃度が異なる以上、そのまま当てはめることはできません。 機器系 医療ハイフ: 施術中〜直後の熱感・痛み、赤み、むくみ、一時的な感覚の鈍さ。まれに神経症状(しびれ・引きつれ)、熱傷、色素沈着。照射部位・深度・出力の設定が結果と安全性を左右します キャビテーション: 施術中の音・熱感、赤み。比較的軽度とされますが、機器・出力により差があります 脂肪冷却: 冷却部位の赤み・むくみ・一時的な感覚の鈍さ・痛み。まれに、施術部位の脂肪が逆に増大する事象(逆説的脂肪過形成)が報告されています 医療用EMS: 施術後の筋肉痛のような感覚、だるさ。体内に金属・電子機器(ペースメーカー等)がある方、妊娠中の方などは受けられない場合があります。 受けられない方・慎重な判断が必要な方(一般的な考え方です。最終的な適応の可否は医師の診察で判断します) 妊娠中・授乳中の方、妊娠の可能性がある方 施術部位に感染・炎症・皮膚疾患がある方 抗凝固薬・抗血小板薬を服用中の方(内出血のリスクが高まります) 重度の基礎疾患・免疫不全のある方、コントロールされていない糖尿病のある方/薬剤にアレルギーのある方 皮下脂肪がごく薄い部位、たるみが主体で脂肪が主因ではない方(注射系では期待した変化が得られにくく、たるみが強調される場合があります) 未承認の医薬品・機器については、説明を受けてから判断を 未承認の医薬品・医療機器を用いる自由診療については、次の5項目の説明・明示が求められています。 未承認の医薬品(医療機器)である旨 入手経路等(医師による個人輸入か、国内業者からの購入か) 国内の承認医薬品等の有無 諸外国における安全性等に係る情報 医薬品副作用被害救済制度等の公的救済の対象とならない旨 これは読者にとって、そのまま「情報開示の姿勢を測る基準」になります。 検討している医療機関のウェブサイトや説明資料にこの5項目が書かれているかを確認してみてください。記載がない場合、その情報は現行の広告規制の基準を満たしていない可能性があります。 新宿で部分痩せを相談するなら——当院で選べる選択肢 エイトビューティークリニック(新宿御苑前駅 徒歩1分)でご検討いただける選択肢を、優劣をつけずに並べてご紹介します。 ご相談内容 当院で検討できる選択肢 あご下のもたつき。脂肪が主因と思われる カベリン(脂肪溶解注射)/ リポジェクション(医療痩身注射) あご下のもたつき。たるみが主因と思われる 医療用ウルトラセルハイフ(全顔〜顎下) 顔全体の輪郭。脂肪とたるみが混在している ハイフと注射系の組み合わせ(順序・間隔は医師が判断します) ボディの局所が気になる カベリン / リポジェクション / キャビテーション(取り扱いあり。料金・内容はカウンセリングにてご案内します) 体型の土台から整えたい 医療用EMS 食欲・体重そのものから見直したい リベルサス(国内承認薬の適応外使用。自由診療) 小顔注射(人参注射) 取り扱いあり。料金・内容はカウンセリングにてご案内します 当院で取り扱いのない施術: 脂肪冷却およびスルリム注射は、当院では提供していません。 本記事では、部分痩せの選択肢の全体像として解説しています。 標準的な費用(税込) メニュー 単位 料金(税込) リポジェクション(医療痩身注射) 20ml 初回 ¥8,800 カベリン(脂肪溶解注射) 1cc ¥5,500 医療用EMS 20分 1回 ¥9,900 医療用EMS 40分 1回 ¥15,000 医療用ウルトラセルハイフ(全顔〜顎下・400ショット) 初回 ¥39,800 医療用ウルトラセルハイフ(全顔〜顎下・400ショット) 1回 ¥49,800 リベルサス 3mg 1ヶ月 ¥19,800 リベルサス 7mg 1ヶ月 ¥29,800 いずれも自由診療(自費診療)で、全額自己負担です。 「初回」表記は初回価格です。 継続時の料金・回数の目安はカウンセリングの際にご説明します。 総額は回数と部位数によって変わります。 単価ではなく総額でご検討ください。 キャビテーション・小顔注射(人参注射)は、料金・内容をカウンセリングにてご案内します。 最新の料金は公式料金表を、メニュー全体は医療ダイエットのご案内をご確認ください。 診察で見るのは「どの施術か」より先に「原因は何か」 当院では、部分痩せのご相談をいただいたとき、メニューを決めることから始めません。問診と視診・触診で、気になる部位はつまめるか(皮下脂肪の厚み)/皮膚を引き上げると印象が変わるか(たるみ)/朝夕で変化があるか(むくみ)/姿勢・筋肉量の影響/体重・体組成の推移、生活習慣、既往歴・服薬歴を確認します。 そのうえで、脂肪に働きかけるのか、皮膚を引き締めるのか、筋肉の土台をつくるのかという方向を整理し、当院でご提供できる選択肢と、それぞれの回数の目安・総額・リスク・ダウンタイムをご説明します。ご希望の施術が状態に合っていないと考えられる場合は、その旨を率直にお伝えします。 適応がないと判断した場合に施術をお勧めしないことも、医療機関の役割だと考えています。 エイトビューティークリニックは新宿御苑前駅から徒歩1分(新宿三丁目駅から徒歩5分)。完全予約制のため待ち時間が少なく、完全個室でご相談いただけます。平日は21時まで診療しており、受付は11:00〜21:00(土日祝対応)です。どこで受けるかを比較検討されている方は、新宿の医療ダイエットの選び方/東京の医療ダイエットの選び方もあわせてご覧ください。 よくある質問(FAQ) Q1. 部分痩せは本当にできますか? 特定の部位に直接アプローチする施術は存在します。ただし、原因が脂肪でない場合(たるみ・むくみ・筋肉量・骨格など)は、脂肪に働きかける施術を受けても満足しにくくなります。 効果には個人差があり、複数回を前提とする施術が多い点も理解しておく必要があります。「できる/できない」ではなく「原因に合っているか」で考えるのが実際的です。 Q2. お腹の脂肪はどの施術で減りますか? 皮下脂肪か内臓脂肪かで打ち手が変わります。 つまめる皮下脂肪であれば局所施術が検討対象になりますが、内臓脂肪は局所施術では減りません。 つまめないのに出ているお腹の場合は、食事・運動・全身へのアプローチ(内服治療を含む)を検討することになります。 Q3. 注射と機器、どちらが早く結果が出ますか? 一概には言えません。注射系は腫れが引く1〜2週間後から変化が見えはじめ、最終評価は1〜3ヶ月後。機器系は変化がゆるやかに進むタイプが多く、ハイフの引き締めは比較的早く感じられることがある一方、脂肪への働きかけは1〜3ヶ月かけて評価します。「早さ」ではなく「原因に合っているか」で選ぶことをおすすめします。 Q4. エステのキャビテーションやハイフとどう違いますか? HIFU(ハイフ)については国の判断が示されています。 厚生労働省の通知(令和6年6月7日 医政医発0607第1号)では、用いる機器が医療用であるか否かを問わず、HIFUを人体に照射して細胞に熱凝固を起こさせ得る行為は、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反するとされています。また消費者安全調査委員会の報告書(令和5年3月29日)では、三叉神経の麻痺や熱傷などの被害事例が報告されています。どこで受けるかは好みの問題ではなく、法令上の位置づけの問題です。 なお、この通知はHIFUに関するものであり、キャビテーションについて同じ判断が示されているわけではありません。キャビテーションについては、使用される機器や出力が医療機関のものと同じとは限らないという点を確認材料としてください。 Q5. ダウンタイムが取れません。何を選べますか? 一般に、医療用EMSや機器系はダウンタイムが小さい傾向があります。ただし、それぞれ狙っているものが違うため、「ダウンタイムが軽い=自分の悩みに合っている」わけではありません。 予定と原因の両方を医師に伝えたうえで、現実的な選択肢を整理してください。 Q6. 何回くらい通う必要がありますか? 施術によって異なります。注射系は1ヶ月以上あけて複数回、医療ハイフは3〜6ヶ月ごと、医療用EMSは週1〜2回のペースで複数回が一般的な目安です。必要回数は部位の面積・状態によっても変わるため、診察で確認してください。 Q7. 総額はどう見積もればいいですか? 注射系であれば、単価 × 必要回数(目安3〜6回) × 部位数 + 初診料・カウンセリング料で見積もります。機器系は範囲・ショット数と間隔から年間の費用感を出します。初回価格・キャンペーン価格だけで判断しないことが、費用面での後悔を避ける最大のポイントです。なお美容目的の施術は自由診療で全額自己負担です。 Q8. 未承認の薬や機器を使うと聞きましたが、大丈夫でしょうか? 承認の有無は施術ごとに異なります。 脂肪冷却のように国内で薬事承認された医療機器がある領域もあれば、脂肪溶解注射のように国内承認薬が存在しない領域もあります(当院で用いるカベリンも国内未承認です)。未承認だから受けてはいけないという話ではなく、「未承認である旨」「入手経路」「国内承認品の有無」「諸外国の安全性情報」「公的救済制度の対象外であること」の説明を受け、納得したうえで判断する——これが求められる手順です。 Q9. エイトビューティークリニックでスルリム注射は受けられますか? 当院ではスルリム注射を提供しておりません。 部分痩せのご相談については、脂肪溶解注射(カベリン)・医療痩身注射(リポジェクション)・医療用ウルトラセルハイフ・医療用EMS・キャビテーション・小顔注射など、当院で行っている施術の範囲でご提案します。 スルリム注射そのものについては別記事で中立に解説しています。 まとめ:「どれが効くか」より「原因は何か」から選ぶ 部分痩せの施術は3方向に分かれます。①脂肪細胞を減らす(脂肪溶解注射・痩身注射・脂肪冷却)/②皮膚を引き締める(医療ハイフ)/③筋肉を増やす(医療用EMS)。優劣ではなく向き不向きで選びます。 原因の見極めが最優先です。厚くつまめるか(皮下脂肪)、引き上げると変わるか(たるみ)、朝夕で変わるか(むくみ)、姿勢・筋肉量の影響——ここを整理しないまま施術を決めると、満足しにくくなります。 お腹は皮下脂肪と内臓脂肪を分けて考えます。内臓脂肪は局所施術では減りません。 費用は総額で比べます。 注射系は「単価 × 回数 × 部位数 + 初診料」。初回価格は試しやすさの設計であって、総額の目安ではありません。 国内承認の有無は施術ごとに異なります。 脂肪冷却には国内承認機器(承認番号22900BZX00410000)が存在する一方、脂肪の減少を目的とする注射薬で国内承認されたものはありません(当院で用いるカベリンを含む)。 HIFUは、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反するとの厚生労働省通知(令和6年6月7日)が示されています。どこで受けるかは法令上の位置づけの問題です。 部分痩せは、「気になる部位を、原因から診てもらうこと」から始まります。手段を先に決めるほど遠回りになりやすい分野です。焦らず、判断材料を揃えてから選んでいただければと思います。 カウンセリングのご案内|エイトビューティークリニック(新宿御苑前) エイトビューティークリニックは新宿御苑前駅から徒歩1分の美容医療クリニックです。医療ダイエット(脂肪溶解注射・医療痩身注射・医療用EMS・キャビテーション・内服治療)、医療用ウルトラセルハイフ、医療脱毛、ダーマペンなどを、有資格の医療従事者が完全予約制・完全個室で行っています。 どの施術が自分に合うのか分からない あご下・二の腕・お腹・太もものうち、どこから手をつけるべきか整理したい 回数と総額の見通しを、始める前に知っておきたい 未承認の薬や機器について、きちんと説明を受けたうえで判断したい ——こうした段階でのご相談も歓迎です。強引な勧誘はいたしません。 ご希望と状態をうかがったうえで、当院で行える施術の内容・費用・リスク・ダウンタイムをご説明します。 ご予約・お問い合わせは公式予約・お問い合わせページ、またはお電話(03-5362-7023/受付 11:00〜21:00・土日祝対応)から。料金は公式料金表をご確認ください。 本記事の監修 エイトビューティークリニック 東京都新宿区・新宿御苑前駅徒歩1分の美容医療クリニック。医療脱毛・ハイフ・ダーマペン・医療ダイエット等を、有資格の医療従事者が完全予約制・完全個室で提供。 〔監修: エイトビューティークリニック 代表・美容カウンセラー 芥野 由美子〕 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を保証するものではありません。施術の適応・効果・リスクには個人差があります。詳しくは医師にご相談ください。 参考(出典) 厚生労働省医政局医事課「医師免許を有しない者が行った高密度焦点式超音波を用いた施術について」令和6年6月7日 医政医発0607第1号 — https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc8569&dataType=1 厚生労働省「HIFUに関する監視指導の徹底について」令和5年3月31日 薬生監麻発0331第12号 — https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc7536&dataType=1 消費者安全調査委員会 事故等原因調査報告書「エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故」令和5年3月29日 — https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_015/assets/csic_cms101_230329_02.pdf 国民生活センター「エステサロン等でのHIFU機器による施術でトラブル発生!-熱傷や神経損傷を生じた事例も-」平成29年3月2日 — https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170302_1.html 国民生活センター「増加する美容医療サービスのトラブル」2023年8月30日 — https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20230830_1.html PMDA 医療機器添付文書「クールスカルプティング Elite」(承認番号 22900BZX00410000) — https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/kikiDetail/ResultDataSetPDF/112130_22900BZX00410000_B_02_01 スルリム注射とは?効果・回数・料金の考え方とリスクを解説 脂肪溶解注射の効果はいつから?回数・部位別の目安を解説 一覧に戻る other column other column その他の記事 2026.09.04スルリム注射とは?効果・回数・料金の考え方とリスクを解説 スルリム注射は、デオキシコール酸を主成分とする国内未承認の脂肪溶解注射のメニュー名です。効果の出方と回数、料金の考え方、副作用とダウンタイム、承認状況を公的資料をもとに整理しました。新宿御苑前のエイトビューティークリニックが中立的に解説します。 2026.09.04部分痩せしたいならどれ?医療ダイエットの選び方を部位別・施術別に解説 部分痩せの医療ダイエットは「脂肪細胞を減らす」「皮膚を引き締める」「筋肉を増やす」の3方向に分かれます。脂肪溶解注射・医療ハイフ・キャビテーション・医療EMSの違いと部位別の考え方、総額の見積もり方とリスクを、新宿御苑前のエイトビューティークリニックが解説します。 2026.09.02エクソソームの効果とは?料金相場・投与方法・リスクと国内の承認状況を解説 エクソソーム(細胞外小胞)の効果はどこまで分かっているのか。作用の仕組み、幹細胞培養上清液との違い、点滴・注射・ダーマペン併用など投与方法別の料金相場、副作用やリスク、国内で薬事承認された製剤がない点まで、新宿御苑前の美容医療クリニックが中立的に解説します。 2026.08.28シミ取りレーザーは何回で効果が出る?種類別の回数目安と料金 シミ取りレーザーは何回で効果が出るのか、老人性色素斑・そばかす・肝斑・ADMなどシミの種類別と、Qスイッチ・ピコ秒・トーニング・IPLの機器別に回数の目安を早見表で解説。料金相場と総額の目安、かさぶたや色素沈着の経過、主なリスクまで新宿の美容医療クリニックがまとめます。 2026.08.24【部位別一覧】医療脱毛の痛みはどこが強い?麻酔と対策も解説 医療脱毛の痛みは部位でどう違う?VIO・ヒゲ・ワキ・顔・すねなど全身の痛みレベルを一覧表で比較し、痛みが強くなる理由、麻酔クリーム・笑気麻酔の効き方と費用相場、自分でできる対策、リスク・料金の目安まで、新宿御苑前の美容医療クリニックが解説します。 2026.08.10フラクショナルレーザーの効果・ダウンタイム・料金相場を徹底解説 フラクショナルレーザーの効果・回数の目安・ダウンタイム・料金相場を、新宿御苑前の美容医療クリニックがわかりやすく解説。毛穴やニキビ跡クレーター・小じわへの作用、CO2など種類の違い、色素沈着などのリスク、ダーマペン・ポテンツァとの違いまでまとめます。 2026.07.02VIO医療脱毛は何回で完了?効果実感までの目安と回数 VIO医療脱毛は何回で完了するのか、目的別(自己処理が楽・ツルツル/ハイジニーナ)の回数の目安や効果を実感できる時期、毛周期と照射間隔、部位別の違い、痛みと麻酔、料金相場、リスクまで、新宿御苑前の美容医療クリニックがわかりやすく解説します。 2026.06.30【2026年最新】PDF-FD療法とは?効果・回数・料金を徹底解説 新宿御苑前の美容医療クリニックが、PDF-FD療法とは何かをわかりやすく解説。自己血(血漿)由来の成長因子注入の効果・効果が出るまでの目安・回数・料金相場・ダウンタイム・副作用、PFC-FDやヒアルロン酸との違いまで医師の視点で整理します。 Access Access アクセス